『パターン』逆転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 18:36 UTC 版)
安永は、「体験は一つの瞬間における全体としては常に『パターン』構造をなすといえる」とする。 『パターン』である体験A/Bの各項A、Bの強度(後述)a、bの関係は、a≧b と表記しうる。この関係が逆転し、a<b の状態となることを『パターン』逆転と呼ぶ。 正常人には通常は、追体験・了解し得ない。本疾患の病的体験とは、あたかも『パターン』逆転であるかのようにみえた。なお、安永において了解/説明が『パターン』である旨については、『ファントム空間論』(75頁、245-251頁)、『精神科医のものの考え方』(130頁、199-200頁) などに述べられている。
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