「硫黄島の星条旗」兵士6人の人定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 16:59 UTC 版)
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2014年、米ケーブルテレビ(CATV)のスミソニアン・チャンネルがローゼンタール氏の写真に写っていた米兵たちの身元を検証するドキュメンタリー番組を制作したことを機に調査を行ったところ、写真中のジョン・ブラッドリーとされていた人物が別人ではないかという疑念が持たれるようになった。 2016年6月23日、調査の結果、ローゼンタールの写真に映っているのは衛生兵ブラッドリーではなく、ミシガン州デトロイト出身のハロルド・シュルツ (en:Harold Schultz) 一等兵であることが確認され、米国海兵隊はこのことを公式に認めて公表した。その後、ルイス・ロウェリーが撮影した1回目の星条旗掲揚の個人記録も正確かどうか調査され、8月25日、海兵隊は公式文書に記録されていた米兵6人のうち2人が別人だったとの調査結果を発表した。 2019年10月17日、さらにローゼンタールの写真でレニー・ギャグノン (Rene Gagnon) 一等兵とされていた人物が別人ではないかと指摘され、検証が続けられていたが、引き続く海兵隊による三回目の調査で、米海兵隊は正式に誤りがあったこと認め、一番背後に映る海兵隊員はハロルド・ケラー (Harold Keller) とされ、この当該写真の中にギャグノン一等兵はいなかったと発表した。このことから国債ツアーに参加した人物で実際に2度目の掲揚の写真に写っていたのはアイラ・ヘイズだけだったということになる。
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