〈古典部〉シリーズ
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『〈古典部〉シリーズ』(こてんぶシリーズ)は、米澤穂信の推理小説のシリーズ。KADOKAWA(角川書店ブランド)より2001年10月から刊行されている。
注釈
- ^ 古典部4人の視点でストーリーが展開する『クドリャフカの順番』では、4人の一人称となっている。
- ^ 初出は『小説 野性時代』第224号 2022年7月号(2022年6月25日 KADOKAWA)。
- ^ 由来はジョセフィン・テイの推理小説『時の娘』(The Daughter of Time)。
- ^ 由来はアガサ・クリスティの推理小説『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』(Why Didn't They Ask Evans?)。
- ^ 由来はアガサ・クリスティの推理小説『象は忘れない』(Elephants Can Remember)。
- ^ 由来はジョン・ディクスン・カーの推理小説『夜歩く』(It Walks by Night)。
- ^ 由来はヒラリー・ウォーの推理小説『失踪当時の服装は』(Last Seen Wearing...) もしくはコリン・デクスターの推理小説『キドリントンから消えた娘』(Last Seen Wearing)。
- ^ 初出の『氷菓』では「やらなければいけないことは手短に」であり[14]、「やらなければいけないことなら手短に」と「は」が「なら」に変わったのは『愚者のエンドロール』以降である。
- ^ 『クドリャフカの順番』や「連峰は晴れているか」等、積極的に解決しているものもある。
- ^ 2年時に教頭から生徒会長に立候補することを勧められるほど。
- ^ この持論は原作では奉太郎の一人語りだが、アニメ版と漫画版では里志自ら語っている。
- ^ 作者は「言葉にトゲがあるからイバラ、イバラだから花、です」と、毒舌が伊原摩耶花の名前の由来となっていると述べている[27]。
- ^ アニメ版のプロデューサーである伊藤敦によると、キャラクターデザインはしっかり決まっており、第62回飛騨生きびな祭りでのトークショーでの発言によると「近いうちに公開したい」とのことだったが、2017年現在実現はしていない。
- ^ a b のちに「プールサイドにて」(『愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール』収録)として小説化された。
- ^ 2017年公開の実写映画版は原作と同じく2000年の設定とされている。
- ^ 糸魚川養子の年齢が10歳ほど引き上げられた。タスクオーナ版の漫画も同様に変更されている。
- ^ 原作小説には挿絵などがない。原作が存在する京都アニメーション制作作品では、初のキャラクター原案を担当している。
- ^ a b パッケージ版では追加。
- ^ 2013年1月12日から3月23日まで毎週土曜25時30分 - 26時30分枠にて再放送を実施(2話連続放送)した。
- ^ 5月12日は第1話と第2話、5月19日は第3話と第4話の連続放送(23時 - 24時)。
- ^ 第11.5話を含む。
- ^ 「MVP」3位、「明るかったで賞」2位、「賢かったで賞」9位、「ワガママだったで賞」8位、「けなげだったで賞」9位、「かわいかったで賞」2位、「美しかったで賞」2位[63]
- ^ 「MVP」5位、「暗かったで賞」3位、「COOLだったで賞」2位、「賢かったで賞」1位[63]
出典
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- ^ 映画『氷菓』公式サイト
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