恐怖の均整
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 14:32 UTC 版)
評価
1995年2月24日、FOXは本エピソードを初めてアメリカで放映し、1650万人の視聴者(960万世帯)を獲得した[6][7]。
『エンターテインメント・ウィークリー』は本エピソードにC評価を下し、「透明なゾウが暴れ回るシーンは別として、このエピソードは実に機械的に進んでいく。」と述べている[8]。『A.V.クラブ』のザック・ハンドルンも本エピソードにC評価を下し、「すぐ忘れてしまうようなエピソードで、生煮え感がある。完全な失敗作と言うほどではないのだが。」と評している[9]。『クリティカル・ミス』のジョン・キーガンは本エピソードに10点満点で4点を与え、「全体的に言って、「恐怖の均整」は『X-ファイル』のエピソードというよりも、動物の権利に関心を持つ脚本家の声明文のように思える。プロットはどの方向を掘り下げるべきか分かっておらず、エピソードの種々の要素は相互に矛盾している。」と述べている[10]。ロバート・シャーマンとラース・パーソンはその著書『Wanting to Believe: A Critical Guide to The X-Files, Millennium & The Lone Gunmen』において5つ星評価で星2つを与え、「シリーズで怒りが表出した希有な例」「環境保護を訴えるメッセージの背景には素晴らしい情熱がある」としつつも、「このエピソードは出来が良いわけではない」「プロットが錯綜しすぎているが故に、仕掛けが無駄に終わっている。」と評している[11]。
- ^ a b Lovece, pp. 158–159
- ^ Lowry, pp. 205–206
- ^ Edwards, pp. 111–118
- ^ a b Lowry, p. 206
- ^ “Title: Tiger, Tiger”. 2018年4月10日閲覧。
- ^ Lowry, p. 249
- ^ http://anythingkiss.com/pi_feedback_challenge/Ratings/19941205-19950305_TVRatings.pdf
- ^ “The Ultimate Episode Guide, Season II”. 2018年4月10日閲覧。
- ^ “The X-Files: "Colony"/"End Game"/"Fearful Symmetry"”. 2018年4月10日閲覧。
- ^ “"Fearful Symmetry"”. 2018年4月10日閲覧。
- ^ Shearman and Pearson, pp. 47–48
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