ハイ・スピード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 21:12 UTC 版)
特徴
立体的なランプレーンやワイヤーレーンを用いた、それこそタイトル通りのハイスピードな展開に加え、それまでになかった以下の各フィーチャーを盛り込むことで、大ヒットはもとより、その後の近代ピンボールのスタイルを位置づけた一大モデルとなった。
- マルチボール・ジャックポットの採用
- プレイ中にジャックポット・バリューが積み立てられていき、それをマルチボール中でのみ獲得できるようにすることで、プレイヤーはまずマルチボールのスタートを目指し、それからジャックポットの獲得を目指すという明確なプレイ目標が確立した。
- ステータス・レポートの採用
- プレイヤーはプレイ中にフリッパーでボールをホールドし続けることによって、スコア・ディスプレイより、ハイスコア、リプレイスコア、ジャックポット・バリュー、エキストラボール残り数などの各種情報を参照できるようになった。
- ハイスコアのイニシャル登録と表示
- プレイヤーはハイスコアを出したときに自分のイニシャルを登録し、それをデモ中に表示できるようになった。これにより、プレイヤーは自分のイニシャルを登録するために、こぞってハイスコアを競い合うようになった。
この内、下の二項目はスコア・ディスプレイに14セグメントのLEDを採用し、アルファベットの表示を可能にしたことにより実現した機能である。
また上記に合わせ、以下のフィーチャーも本機で初採用である。
- 曲として完成されたプレイ中のゲームミュージック。
- リプレイの獲得率でリプレイスコアを自動で変更するオートアジャスト機能。
- ランプレーンにダイバータ(ボールの行き先を切り替えるアーム)を使用。
外観では、バックボックスの上に取り付けられたパトライトと、プレイフィールド中央のタコメーターを模した円状のボーナスライトが特徴的である。
- ^ Farsight Studios (2014年4月11日). “High Speed™ Promo Video”. Youtube. 2018年7月1日閲覧。
- ^ “ピンボールシミュ『The Pinball Arcade』Williams・Bally両メーカーのDLCが販売終了に―ライセンス契約終了のため”. Game*Spark (2018年5月8日13時30分). 2018年7月1日閲覧。
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