preg_split
(PHP 4, PHP 5)
preg_split — 正規表現で文字列を分割する
指定した文字列を、正規表現で分割します。
例 1628. 文字列を文字要素に分割
例 1629. 文字列をマッチするものとそのオフセットに分割
preg_split — 正規表現で文字列を分割する
説明
array preg_split ( string pattern, string subject [, int limit [, int flags]] )指定した文字列を、正規表現で分割します。
パラメータ
- pattern
- 検索するパターンを表す文字列。
- subject
- 入力文字列。
- limit
- これを指定した場合、最大 limit 個の部分文字列が返されます。そして、 limit が -1 の場合は「制限が無い」ことを意味します。 これは、flags を指定する場合に有用です。
- flags
- flags は、次のフラグを組み合わせたものとする (ビット和演算子|で組み合わせる)ことが可能です。
- PREG_SPLIT_NO_EMPTY
- このフラグを設定すると、空文字列でないものだけが preg_split() により返されます。
- PREG_SPLIT_DELIM_CAPTURE
- このフラグを設定すると、文字列分割用のパターン中の カッコによるサブパターンでキャプチャされた値も同時に返されます。
- PREG_SPLIT_OFFSET_CAPTURE
- このフラグを設定した場合、各マッチに対応する文字列のオフセットも返されます。 これにより、返り値は配列となり、配列の要素 0 はマッチした文字列、 要素 1 は subject におけるマッチした文字列のオフセット値となることに 注意してください。
返り値
pattern にマッチした境界で分割した subject の部分文字列の配列を返します。変更履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
4.3.0 | PREG_SPLIT_OFFSET_CAPTURE が追加されました。 |
4.0.5 | PREG_SPLIT_DELIM_CAPTURE が追加されました。 |
4 Beta 3 | パラメータ flags が追加されました。 |
例
例 1627. preg_split() の例 : 検索文字列のある部分を取得 <?php
// カンマまたは " ", \r, \t, \n , \f などの空白文字で句を分割する。
$keywords = preg_split("/[\s,]+/", "hypertext language, programming");
?>
例 1628. 文字列を文字要素に分割
<?php
$str = 'string';
$chars = preg_split('//', $str, -1, PREG_SPLIT_NO_EMPTY);
print_r($chars);
?>
例 1629. 文字列をマッチするものとそのオフセットに分割
<?php
$str = 'hypertext language programming';
$chars = preg_split('/ /', $str, -1, PREG_SPLIT_OFFSET_CAPTURE);
print_r($chars);
?>
上の例の出力は以下となります。Array ( [0] => Array ( [0] => hypertext [1] => 0 ) [1] => Array ( [0] => language [1] => 10 ) [2] => Array ( [0] => programming [1] => 19 ) )
注意
ティップ
正規表現の威力を必要としないのなら、より高速な (機能はシンプルですが) 代替関数として explode() あるいは str_split() のような選択肢があります。参考
spliti() |
split() |
implode() |
preg_match() |
preg_match_all() |
preg_replace() |
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