pcntl_waitpid
pcntl_waitpid — 待つかフォークした子プロセスのステータスを返す
説明
int pcntl_waitpid ( int pid, int &status [, int options] )引数 pid で指定した子プロセスが終了する・ 現在のプロセスを終了させるシグナルが送信される・シグナル処理関数を コールするシグナルが送信される のいずれかが発生するまで、現在のプロセスの実行を中断します。
pid でリクエストされた子プロセスが、 コール時に 既に終了している場合("ゾンビ"プロセスと呼ばれます)、この関数は 直ちに処理を返します。子プロセスにより使用される全てのシステム リソースは、解放されます。waitpid のシステムでの動作に関する詳細は、 システムの waitpid(2) についての man ページを参照ください。
パラメータ
- pid
-
pid の値は、次のどれかとなります。
表 232. pid のとりうる値< -1 プロセスグループ ID が pid の絶対値に等しい 子プロセスを待ちます。 -1 全ての子プロセスを待ちます。これは、wait 関数の動作と同じです。 0 プロセスグループ ID がコール側のプロセスと等しい子プロセスを 待ちます。 > 0 プロセス ID が pid の値に等しい 子プロセスを待ちます。
注意: -1 を pid に指定した際の動きは、 pcntl_wait() の機能と (options を除いて) 同じです。 - status
-
pcntl_waitpid() は、パラメータ
status の中にステータス情報を保存します。
このステータスは、次の関数を用いて評価可能です。
pcntl_wifexited()、
pcntl_wifstopped()、
pcntl_wifsignaled()、
pcntl_wexitstatus()、
pcntl_wtermsig() および
pcntl_wstopsig() 。
- options
-
options の値は、次の 2 つのグローバル定数の
ゼロまたはそれ以上の論理和です。
表 233. options のとりうる値WNOHANG 子プロセスが終了していない場合に直ちに処理を返します。 WUNTRACED 停止した子プロセスの場合に処理を返します。そして、ステータス は報告されません。
返り値
pcntl_waitpid() は、終了した子プロセスの プロセス ID を返します。エラーの場合は -1、WNOHANG が使用され、 子プロセスが利用できない場合に 0 を返します。参考
pcntl_fork() |
pcntl_signal() |
pcntl_wifexited() |
pcntl_wifstopped() |
pcntl_wifsignaled() |
pcntl_wexitstatus() |
pcntl_wtermsig() |
pcntl_wstopsig() |
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