mysql_affected_rows
mysql_affected_rows — 一番最近の操作で変更された行の数を得る
説明
int mysql_affected_rows ( [resource link_identifier] )link_identifier と関連付けられた直近の INSERT、UPDATE、REPLACE、DELETE クエリによって変更された行の数を取得します。
パラメータ
- link_identifier
- MySQL 接続。
指定されない場合、mysql_connect() により直近にオープンされたリンクが
指定されたと仮定されます。そのようなリンクがない場合、引数を指定せずに
mysql_connect() がコールした時と同様にリンクを確立します。
リンクが見付からない、または、確立できない場合、
E_WARNING レベルの警告が生成されます。
返り値
成功した場合に変更された行の数を、直近のクエリが失敗した場合に -1 を返します。直近のクエリが WHERE 句を含まない DELETE だった場合、テーブルから すべてのレコードが削除されますが、MySQL 4.1.2 以前のバージョンでは この関数はゼロを返します。
UPDATE を使用する場合、MySQL では新旧の値が同じときには更新処理を行いません。 このことから、必ずしも mysql_affected_rows() の返す値が マッチする行の数と一致するとは限りません。返す値は実際に更新処理が行われた 行の数です。
REPLACE ステートメントは、まず最初に同じ主キーのレコードを削除した後に 新しいレコードを挿入します。この関数は、削除された行の数と 挿入された行の数を足したものを返します。
例
例 1308. mysql_affected_rows() の例
<?php
$link = mysql_connect('localhost', 'mysql_user', 'mysql_password');
if (!$link) {
die('Could not connect: ' . mysql_error());
}
mysql_select_db('mydb');
/* これは、削除されたレコードの正しい数をかえずはず */
mysql_query('DELETE FROM mytable WHERE id < 10');
printf("Records deleted: %d\n", mysql_affected_rows());
/* 決して真にはならない where 条件なので、結果は 0 となるはず */
mysql_query('DELETE FROM mytable WHERE 0');
printf("Records deleted: %d\n", mysql_affected_rows());
?>
上の例の出力は、たとえば
以下のようになります。Records deleted: 10 Records deleted: 0
例 1309. トランザクションを利用した mysql_affected_rows() の例
<?php
$link = mysql_connect('localhost', 'mysql_user', 'mysql_password');
if (!$link) {
die('Could not connect: ' . mysql_error());
}
mysql_select_db('mydb');
/* レコードの更新 */
mysql_query("UPDATE mytable SET used=1 WHERE id < 10");
printf ("Updated records: %d\n", mysql_affected_rows());
mysql_query("COMMIT");
?>
上の例の出力は、たとえば
以下のようになります。Updated Records: 10
注意
トランザクション: トランザクションを使用する場合には、コミット後ではなく INSERT, UPDATE, DELETE クエリの後に mysql_affected_rows() をコールする必要があります。SELECT ステートメント: SELECT から返される行の数を得る際には、 mysql_num_rows() が利用できます。
参考
mysql_num_rows() |
mysql_info() |
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