EverybodyWiki
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/13 13:27 UTC 版)
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エブリボディウィキ(英語: EverybodyWiki)は、MediaWikiを使用した多言語のオンライン百科事典である。ウィキペディアで削除された記事や削除対象となった記事を保存し、ウィキペディアにおける特筆性などの掲載基準を満たさない主題についても記事作成を認めている。2017年末に開設された。[1][2]
沿革
2018年1月、フランスの出版情報サイト「ActuaLitté」はエブリボディウィキを取り上げ、その設計者に取材した。設計者は、ウィキペディアに掲載する場所のない記事を集め、個人や法人が百科事典形式のページを作成できる場所を設けるため、2017年末にサイトを開始したと説明している。[1]
開設時には、人物記事のインフォボックスを自動生成する記事作成フォームが用意され、将来的に他分野の記事にも対応することが予定されていた。[1] また、ウィキペディアで削除された記事を引き続き閲覧・編集できる状態で保存する一方、ウィキペディア側で記事が存続した場合には、重複を避けるためエブリボディウィキ側の記事を削除する運用が説明されていた。[1]
方針と機能
エブリボディウィキは、自らを包摂主義的なオンライン百科事典と位置づけている。公式サイトによれば、記事を保存するためにウィキペディアの特筆性基準や知名度などの要件を満たす必要はなく、利用者自身や企業に関する記事を作成することも認めている。[2]
一方、公式FAQでは、一人称を用いた宣伝文、顧客に向けた宣伝表現、企業を「最高」などと評価する記述をスパムとして除去する方針を示している。[3]
アカウントを持つ利用者は、保護されていない記事を編集できる。記事作成者および管理者はページを保護し、編集できる利用者を制限することができる。荒らしを受けたページが一時的に保護される場合もある。[3]
公式FAQでは、記事の削除よりも内容の修正を推奨している。記事は著作権を侵害しない限り存続させる方針とされ、プライバシー上または法的な理由による削除申請では、対象者本人または関係組織であることを確認する資料を求める場合がある。[3]
開設時、設計者は違法な内容、荒らしおよび偽情報を削除する方針を説明していた。[1] 現在の公式FAQでは、虚偽情報を含む記事について警告テンプレートを付し、内容の訂正や信頼性の低い出典の除去を求める方法を案内している。[3]
ウィキペディアとの関係
エブリボディウィキは、ウィキペディアで削除対象となった記事を保存することを目的の一つとしている。[2] ウィキペディアで削除された記事も、エブリボディウィキ上では引き続き閲覧・編集できる。[1]
公式FAQによれば、エブリボディウィキ上の記事と同名の下書きがウィキペディアに存在する場合、エブリボディウィキ側の編集内容が「WikiMasterBot2」によって上書きされることがある。また、ウィキペディアに同一の記事が存続している場合には、重複する記事が同ボットによって削除されることがある。[3]
多言語展開
英語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、日本語、イタリア語、スペイン語など、複数の言語版が設けられている。公式サイトによれば、同一の利用者アカウントを各言語版で使用できる。[4]
サイトはMediaWikiを使用し、VisualEditorによる編集およびモバイル端末向けの表示に対応している。[2]
脚注
- 1 2 3 4 5 6 Clément Solym (2018年1月19日). “EverybodyWiki : l'encyclopédie pour ceux que Wikipedia a refusés” (フランス語). ActuaLitté. 2026年7月12日閲覧。
- 1 2 3 4 “Welcome to EverybodyWiki!” (英語). EverybodyWiki Bios & Wiki. 2026年7月12日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “Frequently Asked Questions” (英語). EverybodyWiki Bios & Wiki. 2026年7月12日閲覧。
- ↑ “Template:List of EverybodyWikis” (英語). EverybodyWiki Bios & Wiki. 2026年7月12日閲覧。
関連項目
外部リンク
- EverybodyWikiのページへのリンク