*推とは?

すい【推】

[音]スイ(呉)(漢) [訓]おす

学習漢字6年

前の方にし出す前に動かし進める。「推移推進推力

人をたっとび、おし上げる。「推戴推服

用いてもらうように人を後おしする。「推挙推奨推薦推挽(すいばん)」

考えをおし進める。おしはかる。「推測推定推理推量推論邪推類推

名のり]ひらく


すい【推】

おしはかること。推察

「今思へば—が悪いわい」〈滑・浮世床・初〉


お・す【押・圧・推】

〔他サ五(四)

[一] 向こうにむけて力を加える。

① 物に力を加え向こう側へ動かす。

(イ) 力を加えて物を前へ進ませる。

書紀720崇神八年一二月・歌謡味酒三輪の殿の 朝門(あさと)にも 於辞(オシ)開かね 三輪殿門(とのと)を」

(ロ) (押して使うところから) を使って舟を進ませる。

源氏100114頃)玉鬘例の舟子ども『唐泊(からとまり)より川尻をすほどは』と謡ふ声の」

行動意志さまたげとなるものを排除する。

(イ) 相手勢い圧倒する。打ち負かす

源氏100114頃)桐壺右の大臣(おとど)の御勢(いきほひ)は、物にもあらずをされ給へり」

(ロ) 誘惑や困難に打ち勝つ。がまんする

東大寺諷誦文平安初期点(830頃)「千の誉を抑(オシ)て他に譲り

隣語大方(18C後)一「私も病気推して罷出ませふ」

(ハ) 道理に従って行動し、推測する。また、道理通用する。

日葡辞書(1603‐04)「リノ vosu(ヲス) トコロ

(ニ) やり方などを変えず、そのまま物事を進める。

滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「住さんの性根で押(オシ)て行なされ」

(ホ) 軍勢を進めて攻撃する。

太平記14C後)一三名越(なごや)式部大輔大将として、東海東山両道を押(ヲシ)て責め上る

(ヘ) ((ホ)から転じて) 大勢遊里繰り込む

浮世草子傾城色三味線(1701)鄙「すこしもはやくと駕籠をいそがせ、三枚肩にておさせける」

安定したもの向けて力を加える。

(イ) 体重をあずけてもたれかかる

源氏100114頃)花宴勾欄背中をしつつ、〈略〉遊び給ふ

(ロ) 物にはりつける

宇津保(970‐999頃)蔵開上「きじの皮をはぎて〈略〉作り枝につけて、はしにかくつけてをしたり」

(ハ) 確かかどうか確認する。

安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初「客のくるかこねへかを茶屋念をおすことまでしょうちしちゃア」

④ 他に抜き出位置につくようにする。

(イ) 指導者として仰ぐ。

大唐西域記長寛元年点(1163)三「咸(ことごと)くに神武懼れ大位(みかど)に推(オシ)尊ぶ

(ロ) すぐれたものとして推薦する。

史記抄(1477)一八「史遷を高く推さふとてぞ」

(5) 放送仕事などが立て込み時間的にさしせまっている。遅れぎみである。

マイクとともに(1952)〈藤倉修一修業はつらい二分余るはずなのだが、ドンドン押して、余るどころかハミ出しそうである」

[二] 上から下へ向けて力を加える。

① 上から重み加え動かぬようにする。

書紀720神武即位前「圧、此をば飫蒭(オス)と云ふ」

② 色や模様を他の物に移す。

(イ) 模様写しとるため、布などを載せて摺りつける

書紀720敏達元年五月前田本訓)「高麗(こま)の上れる表疏(ふみ)、烏(からす)の羽(は)に書(か)けり。〈略〉帛(ねりきぬ)を以て羽に印(オシ)て悉くにの字を写す」

(ロ) 印にや墨などをつけて、その形を紙などに写す。

聖語蔵本成実論天長五年点(828)二二「観は印を印(オス)が如し

浄瑠璃曾根崎心中(1703)「身どもに証文(せうもん)書かせおぬしがをした判(はん)が有」

(ハ) 印刷する。

天草本平家(1592)「コノ イチクヮンニワ ニッポンノ ヘイケトユウ Historia ト、〈略〉 Europa ノ Esopo ノ Fabulas ヲ vosu(ヲス) モノ ナリ

(ニ) (「押韻」を訓読して) 漢詩の毎句または隔句末尾に同じ韻の字を使う。韻を踏む

史記抄(1477)五「飾が韻ぞ。又服と三句めにふんだぞ。押したぞ」

物の活動制御する。

(イ) 謡や語り物発声で、低音下げる。

音曲声出口伝(1419)「竪(じゅ)の声をばおしてつかふべし」

(ロ) 相手しいたげる

浄瑠璃・栬狩剣本地(1714)二「此道斗(ばかり)はけん付に、おせどおされぬ(いばら)の

(ハ) 相場の値が一時下落気味となる。


すい【推】

〔名〕 おしはかること。推察推量

古今著聞集(1254)一五「上皇御すいやありけむ、女房してとどめ仰せられければ」


すい‐・す【推】

〔他サ変〕 ⇒すいする(推)


すい‐・する【推】

〔他サ変〕 [文]すい・す 〔他サ変おしはかる思いやる推量する。

大鏡(12C前)六「それにて推(スイシ)思に、あの世次のぬしは今十余年が弟にこそあむめれば」

雑談集(1305)五「凡心をして聖心を推(スイ)すべし」

[補注]断橋岩野泡鳴一三」の「あなたをさう推じたのでしょう」のように「推ずる」となっている例もある。


出典:『Wiktionary』 (2021/08/25 10:59 UTC 版)

発音(?)

熟語


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