FXのRCIとは |
FX(外国為替証拠金取引)のRCIとは、為替レートの売られすぎ、買われすぎを調べるオシレーター系のテクニカル指標です。RCIは、Rank Correlation Indexの略で、日本語では順位相関係数といいます。
RCIの計算方法は、指定した期間の終値を高い順から1、2、3と番号を振り、また、新しい日付からも1、2、3と番号を振ります。そして、同じ日の2つの番号の差を2乗した数値を求めます。
上の表は、期間を9日にした場合の順位付けと順位差の2乗の数値です。
そして、順位差の2乗の合計を求めます。
25+9+25+25+16+16+0+25+25=166・・・合計をaとすると
RCIは、
(1-(6×a÷(n×(nの2乗-1))))×100
で求めることができます。
nは期間なので、上の例では9になります。
(1-(6×166÷(9×(9×9-1)))×100=-38.3
-38.3がRCIになります。
▼RCIの見方

上のチャートはRCIを3本描画したものです。赤色の線が9日(短期線)、黄色の線が26日(中期線)、青色の線が52日(長期)のRCIです。
・赤色の丸で囲んだ部分
短期線が中期線を上から下へ突き抜けていますが、長期線より上にあるため、上昇トレンド中の押し目であることがわかります。買いのエントリーポイントです。
・緑色の丸で囲んだ部分
中期線が長期線を上から下へ突き抜けています。中長期的に見ると、下降トレンドの始まりになります。売りのエントリーポイントです。
・ピンク色の丸で囲んだ部分
短期線が中期線を下から上へ突き抜けています。短期的には買いのエントリーポイントになりますが、長期的には下降トレンド中なので、深追いはできない状況です。
・オレンジ色の丸で囲んだ部分
短期線が中期線を上から下へ突き抜けています。短期的に売りのエントリーポイントになります。また、長期線よりも下にあるため、長期的にも売りのエントリーポイントになります。
・水色の丸で囲んだ部分
中期線が長期線を下から上へ突き抜けています。長期的に買いのエントリーポイントになります。
RCIの計算方法は、指定した期間の終値を高い順から1、2、3と番号を振り、また、新しい日付からも1、2、3と番号を振ります。そして、同じ日の2つの番号の差を2乗した数値を求めます。
日付 | 終値 | 終値順位 | 日付順位 | 順位差の2乗 |
---|---|---|---|---|
5/11 | 79.928 | 4 | 9 | 25 |
5/14 | 79.848 | 5 | 8 | 9 |
5/15 | 80.181 | 2 | 7 | 25 |
5/16 | 80.318 | 1 | 6 | 25 |
5/17 | 79.285 | 9 | 5 | 16 |
5/18 | 78.999 | 8 | 4 | 16 |
5/22 | 79.953 | 3 | 3 | 0 |
5/23 | 79.476 | 7 | 2 | 25 |
5/24 | 79.588 | 6 | 1 | 25 |
上の表は、期間を9日にした場合の順位付けと順位差の2乗の数値です。
そして、順位差の2乗の合計を求めます。
25+9+25+25+16+16+0+25+25=166・・・合計をaとすると
RCIは、
(1-(6×a÷(n×(nの2乗-1))))×100
で求めることができます。
nは期間なので、上の例では9になります。
(1-(6×166÷(9×(9×9-1)))×100=-38.3
-38.3がRCIになります。
▼RCIの見方

上のチャートはRCIを3本描画したものです。赤色の線が9日(短期線)、黄色の線が26日(中期線)、青色の線が52日(長期)のRCIです。
・赤色の丸で囲んだ部分
短期線が中期線を上から下へ突き抜けていますが、長期線より上にあるため、上昇トレンド中の押し目であることがわかります。買いのエントリーポイントです。
・緑色の丸で囲んだ部分
中期線が長期線を上から下へ突き抜けています。中長期的に見ると、下降トレンドの始まりになります。売りのエントリーポイントです。
・ピンク色の丸で囲んだ部分
短期線が中期線を下から上へ突き抜けています。短期的には買いのエントリーポイントになりますが、長期的には下降トレンド中なので、深追いはできない状況です。
・オレンジ色の丸で囲んだ部分
短期線が中期線を上から下へ突き抜けています。短期的に売りのエントリーポイントになります。また、長期線よりも下にあるため、長期的にも売りのエントリーポイントになります。
・水色の丸で囲んだ部分
中期線が長期線を下から上へ突き抜けています。長期的に買いのエントリーポイントになります。
(2012年05月25日更新)