ハナヤスリ科
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 02:40 UTC 版)
ハナヤスリ科(ハナヤスリか、Ophioglossaceae)は、ハナヤスリ亜綱に属する大葉シダ植物の一群で、本科のみを含む単型目、ハナヤスリ目 Ophioglossales に分類される[1]。11属115種を含む[2]。
注釈
- ^ 原生木部の道管細胞が木部の内側に、後生木部道管細胞が外側に形成される様式[17]。
- ^ 茎頂分裂組織から直接ではなく、茎頂分裂組織から作られ、自身の維持機構と他の組織への分化能を持つ二次分裂組織から二次組織が形成される
- ^ +はもつ、-はもたない
- ^ PPG I (2016)では Mankyua chejuensis と表記されているが、Hassler (2022)、海老原 (2016)などではMankyua chejuense。
- ^ ただし、海老原 (2016)では亜属の階級に置かれているため、ケイログロッサ亜属として言及される[23]。
- ^ 日本におけるB. simplex の記録は、はじめFaurie が1890年に北海道の斜里岳で採集した標本を Christ がB. simplex と同定し報告したもので、武田久吉がそれをそのまま引用して「コハナワラビ」という和名を名付けた[44]。後に宮部金吾・工藤祐舜も北海道のフロラに加えた[44]。西田 (1959)は「コハナワラビ」は日本に実物がなく、再び採集されたことはないためこの実体が不詳であるとした[44]。そして「コケハナワラビ」の和名は西田 (1959)が八ヶ岳の夏沢峠で採集された個体に対し、B. simplex E.Hitchc. var. tenebrosum (A.A.Eaton) Clausen と同定し、これに対して与えられたものである[44]。海老原 (2016)では、同じ和名・学名の実体に対し、ヒメハナワラビ近縁種群の複雑な種分化が北米から報告されていることを考慮すると、その実体は慎重な検討が必要であるとしている[46]。この学名は現在、B. tenebrosum A.A.Eaton として有効であり、そのシノニムであるが、アメリカ、カナダ、スイスに分布し日本には分布していないとされる[2]。Hassler (2022)では、B. simplex の亜種 B. simplex subsp. kannenbergii (Klinsm.) Fraser-Jenk. (2008)が日本に分布しているとしている[2]。
- ^ PPG I (2016)では2種が含まれていたが、非単系統群であることが指摘されていた[1]。2020年に下記のSahashia 属が分離された[38]。
- ^ ≡ Botrychium strictum Underw. (basionym) ≡ Botrypus strictus (Underw.) Holub.[38]
- ^ タイプ種はJapanobotrychum arisanense Masam. (1931)[1] (= Botrychium lanuginosum Wall. (1828) ex Hook. & Grev. (1828)) ≡ Japanobotrychum lanuginosum (Wall. ex Hook. & Grev.) M.Nishida ex Tagawa (1958))[2]
出典
- ^ a b c d e PPG I 2016, p. 571.
- ^ a b c d e f Hassler 2022.
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- ^ E. C. Stuart Baker (1864–1944; 鳥類学者) もしくはジョン・ギルバート・ベイカー (1834–1920; 植物学者)
- ^ a b c d e f 西田 1959, pp. 39–43.
- ^ 田川 1959, p. 29.
- ^ a b c d e f 海老原 2016, p. 291.
- ^ 佐橋 1997, p. 84.
- ^ 田川 1959, p. 27.
- ^ a b c d e f g 海老原 2016, p. 292.
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- 4 分布
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