ステディカム【Steadicam】
読み方:すてでぃかむ
ステディカム
(Steadicam から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/31 07:58 UTC 版)
ステディカム(英語: Steadicam)とは、カメラマンがカメラを持って歩いたりあるいは車載した際に、その移動によって生じるブレや振動を抑え、スムーズな映像を録ることを目的に開発されたカメラスタビライザー(カメラ安定支持機材)である。スムーズな移動映像を撮影するためには、それまではレール上の台車やクレーンにカメラを載せて移動するという大掛かりな手段しかなかった。しかし、ステディカムの登場によって、カメラマンが手持ちカメラのまま走ったりしても容易に滑らかでスムーズな移動映像が撮影できるようになった。映画やテレビドラマ、スポーツ中継、風景や世界遺産の映像作品などの撮影現場まで広く使用されている。振り子の原理に基づく機械式かつアナログな装置であるため、コンピュータ制御は無く、扱いには訓練が必要である。
- ^ a b c d e f “About Steadicam”. 2020年2月29日閲覧。
- ^ a b c d e f 柏原一仁 (2017年9月12日). “Vol.01 Steadicam(ステディカム)が生まれ育った時代”. PRONEWS. Ready Steadi Go!. 2020年2月29日閲覧。
- ^ a b c d e “ステディカムで撮影された映画・ドラマの名シーンを一本にまとめた「The Art of Steadicam」”. Gigazine (2013年4月3日). 2020年2月29日閲覧。
- ^ 北島明弘『クラシック名画のトリビア的楽しみ方』近代映画社、2013年、[要ページ番号]頁。ISBN 9784764823884。
- ^ 地主浩二「ステディカムで撮る「世界ふれあい街歩き」」(pdf)『映像情報メディア学会誌』第65巻第3号、2011年、doi:10.3169/itej.65.316、2020年2月29日閲覧。
- ^ “Steadicam Zephyr運用事例/小林正英氏-1-” (2018年3月13日). 2020年2月29日閲覧。
- 1 ステディカムとは
- 2 ステディカムの概要
- 3 現在
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