BADモード
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『BADモード』(バッドモード)は、宇多田ヒカルの3年7か月ぶり通算8枚目となるスタジオ・アルバム。2022年1月19日にデジタル配信が開始した。本作は、英語と日本語の両方の歌詞を含む楽曲を収録した、宇多田ヒカルの初の公式「バイリンガルアルバム」として位置付けられている[9][注 1]。
注釈
- ^ 「これは意図的に設定したのではなく、結果的にそうなったものだという。宇多田はその経緯について次のように話している。アルバム曲のほとんどは私の日常を映し出したものばかりです。私が普段日本語で話すのは、息子と、一緒に働いているレコード会社の日本人の人だけで、それ以外の時間は、ここ(ロンドン)の友人と英語で話しています。ふと私は考えました。『どうして今までの曲は日本語ばかり、もしくは英語ばかりだったんだろう?なんで一緒にしちゃいけないんだろう』と。これが私の世界であり、アルバムは、たとえ歌詞に用いる言語であってもそれを反映したものであるべきなのです。」[9]
- ^ ビルボード・ジャパンでのインタビュー
英Dazed誌でのインタビュー - ^ 宇多田はこれまでのキャリアを振り返って、自分自身の作品で『Exodus』と『Fantôme』をお気に入りに挙げている。特に前者については「自分がどれだけ大胆だったかを評価できるし、今でも奇妙で新鮮でエキサイティングなサウンドを聴くことができる」と評価しており、今回の『BADモード』の制作では当時と似たような感覚、自分の中で解放が起こっているような感じを覚えたと話している[22]。
- ^ 2021年6月の英デイズドでのインタビューでは、Omar-SやSAULT、Amber Markなどを最近のお気に入りとして挙げている[28]。
出典
- ^ a b “‘Bad Mode’ delivers some of the best songs of Hikaru Utada’s career”. Japan Times (2022年1月29日). 2022年1月29日閲覧。
- ^ a b c d e f “[https://pitchfork.com/reviews/albums/hikaru-utada-bad/ Hikaru Utada BADモード]”. Pitchfork (2022年2月15日). 2022年2月15日閲覧。
- ^ a b c “HIKARU UTADA’S ‘BAD MODE’ IS AN ENERGETIC HOMAGE TO MILLENNIUM DISCO-POP”. POPMatters (2022年1月27日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ “Utada Hikaru Bad Mode”. Sputnikmusic (2022年1月24日). 2022年1月28日閲覧。
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- ^ 「クロス・レヴュー」[5]、「アルバム・レヴュー」[6]において5人の評者がつけた点数の平均値。
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- ^ “宇多田ヒカルの「ノンバイナリー」告白って何?今さら聞けない新語の正体”. DIAMOND ONLINE (2021年7月2日). 2022年1月9日閲覧。
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- ^ a b “宇多田ヒカルが吉高由里子主演ドラマの主題歌担当、殺人事件の謎に迫るサスペンスラブストーリーを彩る”. 音楽ナタリー (2021年9月17日). 2021年9月25日閲覧。
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- ^ “宇多田ヒカルのニューアルバム全収録曲発表、全アルバムのアナログ盤発売も決定”. 音楽ナタリー (2022年1月11日). 2022年1月9日閲覧。
- ^ utadahikaruのツイート(1481201931787845633)
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- ^ “宇多田ヒカル「One Last Kiss」の共同プロデューサー、A. G. Cookとはどんな人物なのか? その正体に迫る”. block.fm (2021年3月24日). 2021年4月1日閲覧。
- ^ “Hikaru Utada Will Release 8th Studio Album Bad Mode Wednesday, January 19 From Milan Records”. AnimeNewsNetwork (2022年1月11日). 2022年1月13日閲覧。
- ^ a b LinerVoice+宇多田ヒカル「BADモード」
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- ^ a b c Hikaru Utada LinerVoice+"Bad Mode" (English Version)
- ^ “J-pop megastar Hikaru Utada on teen fame, discrimination, and grief”. Dazed (2021年6月11日). 2022年1月21日閲覧。
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- ^ “宇多田ヒカル『BADモード』をリズムから考える【imdkmが解説】”. TBS RADIO (2022年2月3日). 2022年2月23日閲覧。
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- ^ a b “宇多田ヒカル『BADモード』が提示した「新しい時代の新しい贅沢」”. TOKION (2022年2月22日). 2022年2月23日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル本日配信アルバム「BADモード」の特設サイトオープン”. 音楽ナタリー (2022年1月19日). 2022年1月19日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカルのラジオ特番「Liner Voice+」OA決定、Spotifyと連動したプレイリストも公開”. 音楽ナタリー (2021年1月1日). 2022年1月9日閲覧。
- ^ “間違いなく後世に語り継がれる音楽”. rockin'on.com (2022年2月). 2022年2月21日閲覧。
- ^ “何度も何度も聴いてしまう宇多田ヒカルの『BADモード』”. rockin'on.com (2022年1月30日). 2022年2月21日閲覧。
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- ^ Hakimian, Rob (2022年12月15日). “BPM’s Top 50 Albums of 2022” (英語). Beats Per Minute. 2022年12月15日閲覧。
- ^ Chris (2022年12月1日). “gorilla vs. bear's albums of 2022” (英語). Gorilla vs. Bear. 2022年12月10日閲覧。
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- ^ “「One Last Kiss」いよいよ発売! もうひとつのテーマソング「Beautiful World (Da Capo Version)」を含む EP/LP収録楽曲の全貌が公開! | 宇多田ヒカル | ソニーミュージックオフィシャルサイト”. 宇多田ヒカル | Sony Music. 2022年1月19日閲覧。
- ^ ““CARTIER TRINITY FOR CHITOSE ABE OF sacai” 宇多田ヒカル本人出演のキャンペーンムービーが本日より公開!「Somewhere Near Marseilles ―マルセイユ辺りー」がキャンペーンソングに!”. Hikaru Utada Official Website (2022年7月6日). 2022年8月7日閲覧。
- ^ “宇多田ヒカル、初配信ライブを記念した特別番組を3日連続で放送”. ABEMA Times (2022年1月12日). 2022年1月17日閲覧。
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