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運転資本(WC)
キャッシュフローの計算が大きな意味を持つファイナンスにおいては、流動資産と流動負債は個別に扱わず、運転資本として一体的に把握する。 運転資本は、企業の日々の活動を円滑に回すための短期的投資ととらえられる。運転資本が増加する(例えば在庫が増える)ことは、余分なキャッシュが必要になることを意味する。
■ おすすめ科目ワーキング・キャピタル
運転資本。通常のビジネスを回していくために必要な資金。売掛金の未回収、在庫への投資、買掛金による支払猶予が原因となって増減する。
ワーキング・キャピタル=流動資産−(短期借入金を除いた)流動負債
ワーキング・キャピタルは、資金繰りを考える際にきわめて重要な項目である。会計上の損益計算書が黒字でも、このワーキング・キャピタルが急増して資金繰りに行き詰まり、倒産する会社も存在する(これを黒字倒産という)。ワーキング・キャピタルは、絶対額の把握もさることながら、対前年、対前月に比べ、どれだけ増加しているかを適切に把握することが必要である。なぜなら、ワーキング・キャピタルの増分が、必要資金額の増分に直結するからである。
一般に、売上高が増えるとワーキング・キャピタルは増える傾向にあるが、売上増に比べてワーキング・キャピタルが急増している場合には、資金管理の面で要注意であり、早期の資金手当てが求められる。
ワーキング・キャピタルが増える要素は大きく3つある。売掛金の増加、在庫の増加、そして買掛金の減少である。逆にいえば、この3つを適切にコントロールすることで、必要以上にワーキング・キャピタルが増えることを抑制することができる。その中でも重要なのが、在庫の適切な管理と売掛金の適切な管理である。在庫管理については、「死に筋」を把握して、そうしたモノの仕入・製造を行わない、あるいは仕入から販売までのサイクルタイムを短くする、などの方法がある。売掛金管理については、与信管理を強化する、取引条件を有利なものにするなどの方法がある。
■ 関連語
フリーキャッシュフロー、棚卸資産、売掛金、買掛金
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運転資本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/06 22:31 UTC 版)
運転資本(うんてんしほん)には、大きく分けて2つの意味があり、1つは流動資産の総額を指す総運転資本、もう1つは流動資産から流動負債を差し引いた正味運転資本である。前者は固定資産に対する語で財務分野において重要視され、後者は流動資産のうち流動負債の返済を考慮することなく自由に運用が可能な部分とされて資金運用表(資金計算書)における資金に相当し、会計分野において重要視される。将来の一定予算期間内における運転資本の動向を予測・作成した表は資金計画表(見積資金運用表/資金繰表)などと称される。
- 1 運転資本とは
- 2 運転資本の概要
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