紅殻のパンドラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/07 21:34 UTC 版)
『紅殻のパンドラ -GHOST URN-』(こうかくのパンドラ ゴースト・アーン、PANDORA IN THE CRIMSON SHELL -GHOST URN-)は、六道神士による日本の漫画。原案は士郎正宗。
注釈
- ^ 「ニコニコエース」配信分のうち、単行本第4巻(2014年Vol.116 - Vol.137)収録分は「角川ニコニコエース」名義で表記されている。また、「ニコニコエース」配信分の単行本第3巻 - 第6巻収録分は「○年Vol.○」、「ニコニコエース」配信分の単行本第7巻 - 第9巻収録分および「コミックニュータイプ」配信分は「○年○月○日配信分」と表記されている。
- ^ 士郎によれば、漫画化に際しては「主人公は、問題を抱えた素人のへっぽこ少女」「わかりやすい悪人」など、アニメ製作会社から提案された要素が引き継がれている、という[原作 2]。
- ^ 作中ではクルツの「核兵器とBC兵器に懲りた人類が、条約で互いの手足を縛って戦う今の大戦」という台詞や、光学迷彩の型番(上二桁に製造年代が付番される)などから、ある程度は時代を推測できる。また、テレビアニメ版では歴史の授業シーンにて「隕石落下によるアジア圏の混乱と東京の壊滅」が語られている。
- ^ アニメ第10話では、福音が書いた手紙の文字デザインも担当[5]。
- ^ 飛んで行ってしまった子供の風船を取ろうとして街路樹から落下する、荷物運びの途中で自動車に撥ねられる、下水道に落ちた猫を引き上げる、など。セナンクル島へ来てからは、1ヶ月で10回も義体のフルメンテナンスを行ったことがある[原作 11]。
- ^ アニメ第9話 - 第11話では、クラリオンが書いた手紙の文字デザインも担当。
- ^ この呼ばれ方は本人にとって屈辱的なものであるらしく[原作 4]、福音が島の人々に自己紹介する際に「クラりん」と呼ばれては、「クラリオン」と訂正するやり取りがお約束になっている[原作 8][原作 19]。
- ^ 福音に初対面の挨拶をしたときも、「この耳に触るものみな地獄行き」と言って牽制した[原作 4]。また、耳が焦げた際にも他人に触らせずに自分で植毛するなど、強いこだわりを持っている[原作 23]。
- ^ 福音が持っていた20年以上前のゲーム機を「青春のベストゲーム」と語っており、外見よりも年配であることが示唆されている[原作 4]。
- ^ サハル・セヘラが本名であり、組織の構成員などにはこちらの名前で呼ばれるが、本人はこの名前で呼ばれることを嫌っている[原作 7]。また、サハル・セヘラの名前で指名手配されていた人物は顔も性別も異なる別人である[原作 29]。
- ^ 自分の趣味で会社の制服をコスプレにし[原作 14]、それを着ていなければ会社の施設を全て使用不可能にしたり[原作 14]、給料を銀行で引き落とせなくしたりする[原作 14]、クラリオンの下腹部にパンドーラ・デバイスの接続端子を取り付け[原作 4]、起動時には卑猥(ひわい)な表情をするようにプログラムする[原作 7][原作 11]、パンドーラ・デバイスの機密保持のためとはいえ、無断で福音の義体に光学迷彩で変身したように見せるプログラムを組み込む[原作 7][原作 11]、「目玉はロマン」という理由で丸く単眼のデザインのものばかり作る[原作 30]、など。
- ^ 拓美によれば、ウザルは以前から「今の立場が面倒くさくなった」と言っていたらしく、拓美は「ウザルが自分の死を偽装して周囲に責任を押し付けたのだろう」と推測している[原作 15]。なお、表向きにはウザル・デリラ、サハル・セヘラとも死亡扱いとなっており[原作 29]、ウザル・デリラとしては合同葬も執り行われている[原作 29]。
- ^ 巻頭の人物紹介では、4巻では「消息不明」、6,7巻では「失踪」、8巻以降では「死亡」と表記されている。
- ^ 六道神士の漫画「エクセル・サーガ」に登場する秘密結社と同名。
- ^ 彼女が名前を名乗ろうとすると必ず何かに遮られたり、アクシデントが起こったりして中断するため、作中ではまだ本名が明かされていない。
- ^ アニメ版におけるクレジット表記は「ブリーーーー」
- ^ ただし、「局長(既婚者の模様)との寿退社を狙っている」との発言もあり、その時々で一定しない[原作 39]。
- ^ 部下たちによると、何かを抱え込んでいる時は「HA」の数が少なくなるらしい[原作 42]。
- ^ 軍や警察では士官の電脳化を推奨しているとの事。
- ^ なお、福音たちが脱出する際にジェイナスのリムジンが緩衝材として利用され、大破している。
- ^ 名前はアニメにて判明。
- ^ 海浜公園で最初に福音たちとすれ違った際、クルツの進路上に接近してきた福音をフィアーが排除しようとしてクラリオンに阻止されている。この時、ウザルのハッキングによってフィアーのAIから福音と接触した記録が抹消されており、クルツは福音たちのことを認識できなかった[原作 35]。
- ^ テレビアニメ版第12話のクレジットでは「ポセイドン」と表記されている。
- ^ ウザルやロバートは福音との初対面時に彼女を未認可の違法ロボット(アンドロイド)と勘違いし、「コード0」(型式と所有者名を表明せよ)を促している[原作 4][原作 19]。また、クルツは福音がアンドロイドであると誤認しており、彼女が全身義体であることに気付いていない[原作 22]。
- ^ クラリオンは情報の並列化がなされていないことが原因であると推測しており、効率重視の拓美がなぜこのような設定にしているのか疑問に思っている[原作 14]。
- ^ KADOKAWA、ランティス、クロックワークス、AT-X、Studio五組、楽音舎
出典
- ^ 単行本第8巻, p. 162, 士郎正宗「挨拶の8(2015年12月25日)」
- ^ a b c d 単行本第1巻, p. 194, 士郎正宗「挨拶(2013年1月23日)」
- ^ a b 単行本第9巻, pp. 204–205, EXTRA「制作体制変更のお知らせ」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao 単行本第1巻, pp. 5–64, #.01「Episode 1-1」
- ^ a b c d e 単行本第5巻, pp. 154–159, 『EXTRA「なにかで配信 パンドラジオ」
- ^ a b c d e f g h i 単行本第2巻, pp. 7–42, #.05「Episode 1-5」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 単行本第1巻, pp. 67–106, #.02「Episode 1-2」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 単行本第3巻, pp. 7–54, #.10「Episode 3」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 単行本第2巻, pp. 137–184, #.09「Episode 2-2」
- ^ a b c d e f 単行本第4巻, pp. 51–82, #.16「Episode 7」
- ^ a b c d e f 単行本第5巻, pp. 139–152, #.22「Short Episode」
- ^ a b c d e f g h i j 単行本第3巻, pp. 71–128, #.12「Episode 4」
- ^ a b c 単行本第1巻, pp. 149–188, #.04「Episode 1-4」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab 単行本第9巻, pp. 5–70, #.33「Episode 22」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 単行本第2巻, pp. 79–122, #.07「Episode 2-1」
- ^ a b c d e f 単行本第6巻, pp. 87–144, #.25「Episode 15」
- ^ a b c d e f 単行本第8巻, pp. 109–154, #.32「Episode 21」
- ^ a b c d e f g h i j 単行本第2巻, pp. 45–76, #.06「Episode 1-6」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 単行本第4巻, pp. 7–36, #.14「Episode 6」
- ^ a b c 単行本第8巻, pp. 156–159, EXTRA「なにかで配信 パンドラジオ」
- ^ a b c 単行本4巻, pp. 160–161, PRODUCT-NOTE「企画初期の設定メモ」
- ^ a b c d e f g 単行本第7巻, pp. 7–48, #.27「Episode 17」
- ^ a b c 単行本第5巻, pp. 7–44, #.19「Episode 10」
- ^ a b c d e 単行本第4巻, pp. 113–156, #.18「Episode 9」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 単行本第7巻, pp. 91–188, #.29「Episode 19」
- ^ a b c d e 単行本第6巻, pp. 43–98, #.24「Episode 14」
- ^ a b c d e f g h 単行本第6巻, pp. 147–201, #.26「Episode 16」
- ^ a b c d e 単行本第1巻, pp. 109–146, #.03「Episode 1-3」
- ^ a b c d e f g 単行本第2巻, pp. 125–134, #.08「Short Episode」
- ^ a b c d 単行本第4巻, pp. 39–48, #.15「Short Episode」
- ^ a b 単行本第2巻, pp. 186–189, EXTRA「なにかで配信 パンドラジオ」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar 単行本第10巻, pp. 53–98, #.38
- ^ a b 単行本第3巻, pp. 57–68, #.11「Short Episode」
- ^ a b c d e 単行本第5巻, pp. 47–98, #.20「Episode 11」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 単行本第8巻, pp. 7–79, #.30「Episode 20」
- ^ a b c d e f 単行本第9巻, pp. 73–122, #.34「Episode 23」
- ^ a b c d e f g h i j k l 単行本第9巻, pp. 125–191, #.35「Episode 24」
- ^ 単行本第2巻, p. 6, 登場人物紹介
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 単行本第7巻, pp. 51–88, #.28「Episode 18」
- ^ a b 単行本第8巻, pp. 81–106, #.31「Epilog」
- ^ a b c d e f g h i 単行本第3巻, pp. 131–171, #.13「Episode 5」
- ^ a b c d 単行本第6巻, pp. 7–40, #.23「Episode 13」
- ^ a b c d e f g h i j k l 単行本第9巻, pp. 200–203, EXTRA「なにかで配信 パンドラジオ」
- ^ a b c d e f 単行本第4巻, pp. 85–110, #.17「Episode 8」
- ^ a b c d 単行本第10巻, pp. 101–182, #.39
- ^ a b c d 単行本第10巻, pp. 184–187, EXTRA「なにかで配信 パンドラジオ」
- ^ a b 単行本第3巻, pp. 174–175, EXTRA「なにかで配信 パンドラジオ」
- ^ a b 単行本第6巻, pp. 204–207, EXTRA「なにかで配信 パンドラジオ」
- ^ a b 単行本第5巻, pp. 101–136, #.21「Episode 12」
- ^ 単行本第9巻, pp. 193–199, #.36
- ^ 単行本第6巻, pp. 208–209, PRODUCT-NOTE「企画初期の設定メモ」
- ^ 単行本第7巻, pp. 192–193, PRODUCT-NOTE「追加の設定メモ」
- ^ 単行本第8巻, pp. 160–161, PRODUCT-NOTE「設定メモ ポセイドンの半潜水艦」
- ^ a b 単行本第3巻, pp. 176–177, PRODUCT-NOTE「企画初期の設定メモ」
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 単行本第10巻, pp. 5–50, #.37
原作単行本
- ^ “士郎正宗と六道神士がタッグで描く「紅殻のパンドラ」1巻”. コミックナタリー (ナタリー). (2013年3月9日). オリジナルの2013年3月11日時点におけるアーカイブ。 2013年3月11日閲覧。
- ^ a b “士郎×六道「紅殻のパンドラ」PV、ナレーションは米澤円”. コミックナタリー (ナタリー). (2014年1月10日). オリジナルの2014年1月10日時点におけるアーカイブ。 2014年1月10日閲覧。
- ^ a b “アニメ質問状:「紅殻のパンドラ」 士郎正宗ファンがニヤリとする要素も 後半はとにかく熱い”. まんたんブロード(まんたんウェブ) (毎日新聞社). (2016年2月6日). オリジナルの2016年2月6日時点におけるアーカイブ。 2016年2月6日閲覧。
- ^ “速報トルネ番付:冬アニメ第1話は「だがしかし」が首位 「僕だけがいない街」が僅差で2位に”. まんたんブロード(まんたんウェブ) (毎日新聞社). (2016年1月20日). オリジナルの2016年3月12日時点におけるアーカイブ。 2016年3月12日閲覧。
- ^ “月間トルネ番付:「僕だけがいない街」が首位 「オルフェンズ」2クール目、「だがしかし」続く 1月アニメ編”. まんたんブロード(まんたんウェブ) (毎日新聞社). (2016年2月6日). オリジナルの2016年3月10日時点におけるアーカイブ。 2016年3月10日閲覧。
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