かくていきゅうふ‐ねんきん〔カクテイキフフ‐〕【確定給付年金】
読み方:かくていきゅうふねんきん
確定給付年金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 05:23 UTC 版)
確定給付年金(かくていきゅうふねんきん、DB制度:Defined Benefit Plan)は、給付額が制度資産の利回りに直接基づかず、加入者の勤務期間や給与などの要素に基づく計算式によって規定される年金制度のことである。日本においては、確定給付企業年金法に基づく確定給付企業年金(Defined Benefit Corporate Pension)を指すものとして用いられることがある[1]。また、支払い方法が年金であるものに限られるものではなく、一時金制度であっても、DB制度とされる。DB制度には、制度資産を積み立てる場合と積み立てない場合があるが、積み立てる場合には、掛金は数理的な(actuarial)方法に基づいて設定されることが、国際的には通例である。確定給付企業年金では、適切な年金数理に基づいた積立てが必要とされる。この場合、予定通りに制度資産の利回りが確保できない、長寿により予定した額よりも多くの資金が必要となる、といったように、年金数理で用いた各種の予定と実際の状況が異なる場合や、予定の変更をした場合には、追加の掛金を拠出する必要がある場合や、逆に、掛金の引下げが可能な場合がある。
- ^ 確定の語は、Definedを訳したものと思われるが、本来は、定義されているの意味である。
- ^ 確定給付企業 - 年金設立形態別制度数、加入者数の推移
確定給付年金と同じ種類の言葉
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