生化学的妊娠

実用日本語表現辞典

化学流産

読み方：かがくりゅうざん
別表記：化学的流産、生化学的妊娠、化学的妊娠、ケミカルアボーション
英語：chemical abortion

妊娠が起こったことを示す生化学的反応、具体的にはヒト絨毛性ゴナドトロピン（hCG）の陽性反応などが見られたものの、胎嚢が形成されず、その後の胎児の成長が進まずに終わってしまう現象のこと。化学流産が起こった場合、月経のような出血が起こるが、単なる月経と錯覚されて見過ごされてしまうことも多い。しかし、場合によっては激痛や大量出血を伴うこともあるとされる。日本産科婦人科学会は、化学流産を流産に含めないものとしている。

（2014年3月14日更新）

デジタル大辞泉

せいかがくてき‐にんしん〔セイクワガクテキ‐〕【生化学的妊娠】

読み方：せいかがくてきにんしん

妊娠検査薬では陽性だったが、医師による超音波診断では胎嚢が確認できず、妊娠に至らなかった状態。受精卵が着床して間もない段階で流産したと見なされる。化学流産。化学妊娠。