柳生正名とは? わかりやすく解説

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柳生正名

柳生正名の俳句

あめんぼの水漬かざる腹終戦日
かまくらの中に御幣とその影と
まんばうの正面薄き光秀忌
シスタアの靴平たしや菜を間引く
ヘッドホンのあはひに頭さみだるる
ボブ・マーリー聴いて師走の象の鼻
ラグビーの薬罐の中の小さき凪
ランボオといふ馬に賭け懐手
ロザリオや二百十日の頸細く
ロミオと名付けて螢すぐに死ぬ
会津はや腹召すやうに蝶生まる
余震なほ金属音の鶴帰る
冬菫人間魚雷に窓なけれ
凍港につながつてゐるコンセント
十六夜や手は親指のまづ眠り
口づけるには聖五月揺れやすく
古雛を仕舞ひ土星の輪の薄き
地に殉教宙に毛深き蝶の貌
夏蝶や紙に包みし角砂糖
多喜二忌や妖怪の名にぬらりひよん
夜爪切る母に母なき螢籠
宗吾忌の尻と思へば蛸の口
巣箱ありシェフの気まぐれサラダあり
幾何解けぬ夜白鳥は田に軋み
底紅の底より蘂の立つ御寺
打ち払ふ金蠅ときに海のいろ
日記買ふ水に油膜の美しき
朧夜の朧とは髪ほどきたる
椿落つ指鉄砲で父撃てば
正名忌は五月と決めて雲太る
母捨てるならば鬼灯市ぞよき
母若し冬のきりんの角温し
水鳥の死してなほ浮くみちのくは
江の島へ立体マスクして手ぶら
海舐めて男髭濃し枇杷の花
火取蛾の裏冷たけれ本能寺
無月かな禅坊主に鼻捻られる
牡丹に金閣燃ゆる闇のあり
玉虫がきらきら溺れ水の皺
皇国のいちばん奥に蝿取紙
穴惑ふ息あり墓に去来とのみ
結び目のない靴履いて星祭
花冷の石より接吻掘り出せる
薄氷古事記まぐはふこと多し
蛇に眉描きたし西の虚子忌あり
蠟梅と卑弥呼の刺青冷たけれ
賜死といふことのたとへば茎立す
銀閣も耳の後ろも冬ざるる
靴跡に水沁み出して梨の花
麦秋のどこまで眠りどこより死
 




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