新数学演習とは? わかりやすく解説

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新数学演習

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 05:08 UTC 版)

新数学演習(しんすうがくえんしゅう)は、東京出版から発売される「大学への数学」の増刊号の、大学受験数学の問題集。

概要

毎年夏(7月〜9月)に発売される。かなり程度の高い問題を扱っていることから、最難関大学志望の学生がよく使用する。特に東京大学理科三類志望者には愛用されていた。解答は一般的な解法と巧妙さを追求した解法の2種類が用意されている。姉妹書に「新数学スタンダード演習」がある。

これより難易度の高い増刊号に1993年まで理系・新作問題演習、新作問題演習があった。

かつては1970〜80年代の入試問題からBあるいはC難度[1][2]の問題を中心に300題程度掲載していたが、2014年に大幅に改訂され、2010年代の入試問題を中心に掲載している。改訂に伴い問題数が減少し、出題範囲が絞られたために難易度もやや低下したが、それでも一般的な高校生にとってはかなりの難問がそろっている。

近年はインターネットを中心に過去問が入手しやすくなったことに加え、少子化に伴う入試問題の変遷も大きく改訂が鈍いと言われているが[誰によって?]、改訂頻度は変化がない[3]

ASIN

1994年創刊というわけではない。また2010年代以前の号はAmazonでも手に入りにくい。新数学スタンダード演習も似たような措置が取られている。

脚注

  1. ^ 「大学への数学」では入試問題を難易度で10段階に分け、5以下をA(基本)、6,7をB(標準)、8,9をC(発展)、10をD(難問)としている。『大学への数学 9月臨時増刊号 新数学演習』東京出版、2022年8月31日、1頁。 
  2. ^ これは当時の講師陣がBからCと判定した問題であり、現在の受験生にはCからDに映るものがほとんどである。
  3. ^ ただし、新数学演習等の増刊号は内容変更がなくても毎年刊行されていることに注意。東京出版 大学への数学 増刊号の変更・改訂について



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