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指標分析
財務諸表上の数値を加工して経営上の指標として捉え、経営分析を行うこと。比率分析、財務分析と呼ばれることもある。総合力、収益性、効率性、安全性、成長性の5つのカテゴリーに分類される。
基本的な指標の時系列変化や、業界平均や競合企業との比較を行うことにより、当該企業の財務状態の良否や問題点などが見えてくる。また、指標分析により、経営の特徴や戦略を類推することもできる。たとえば、「高い付加価値による差別化」をマーケティング戦略として採用すると、高級品はそれほど多くは売れないため、収益性が向上する一方で総資産回転率に代表される効率性は低下する。逆に、商品の差別化が難しいために低価格戦略を採用すると、薄利多売となる結果、収益性は低下するが効率性は高まる。このように指標分析は、企業の経営者はもちろん、取引先や投資家などにとって、会社の経営実態を把握し、意思決定を行う上で重要な分析である。
指標分析の際の注意点として、財務諸表上の数字を使っているため、企業の会計方針の違いにより、他社との比較が難しくなってしまう点が挙げられる。また、同一企業であっても、途中で会計方針の変更があると、正確な比較はできなくなってしまう。さらに、同一の業界であっても、ビジネスモデルの違いによって、大きく数字が異なることもある。また、人材の良し悪しやトップのリーダーシップといった項目は財務諸表に現れてこないため、指標分析では測定不能である。比較に当たっては、そうした違いを十分に理解しておく必要がある。
また、指標分析を行う際には、たとえば収益性の指標分析だけ行うのではなく、5つのカテゴリーについて、多面的に分析を行うことが、企業の実態に迫るコツである。
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