抜毛症とは? わかりやすく解説

抜毛症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/03 03:23 UTC 版)

抜毛症(ばつもうしょう、Trichotillomania、トリコチロマニア)とは、正常な毛を引き抜いてしまう癖によって脱毛斑が出現する精神障害。抜毛癖(ばつもうへき)[1]とも呼ばれ、また主に頭髪を引き抜く症例が目立つことから禿頭病(とくとうびょう)とも呼ばれる。DSM-IVICD-10では、衝動制御の障害に含まれる。本人が全く自覚せずに、無意識のうちに抜いている場合もある[2][1]。人によっては症状が5、6年経っても治らない人もいる。年齢別・男女比等の統計データ


  1. ^ a b c d e 嵯峨賢次 『家庭医学大全科-ビッグ・ドクター-最新版』「抜毛癖」 法研、2004年。
  2. ^ a b 小林太刀夫監修 『最新家庭の医学』 第12次改訂版、時事通信社、2001年。
  3. ^ 脱毛症の主な種類と原因|男女で違う?症状ごとの有効な治療法”. 男性ホルモン研究所. 2022年6月17日閲覧。
  4. ^ 2020年9月現在の 抜毛症 統計の発表”. 一般社団法人日本抜毛症改善協会. 2020年9月30日閲覧。
  5. ^ 小野真吾、天保英明、栗林理人、兼子直 (2001).毛症を伴った神経性食欲不振症の1女性例(第50回 日本心身医学会東北地方会 プログラム・抄録集).心身医学 2001年 41巻 6号 p.475-, doi:10.15064/jjpm.41.6_475_1
  6. ^ a b c d e f g 成瀬 栄一・信吉 真璃奈 (2021). “抜毛症・皮膚むしり障害(向身体性反復行動症群)の治療”. 精神科治療学 36: 98-99. 
  7. ^ Grant, J. E.; Odlaug, B. L.; Won Kim, S. (2009). “N-Acetylcysteine, a Glutamate Modulator, in the Treatment of Trichotillomania: A Double-blind, Placebo-Controlled Study”. Archives of General Psychiatry 66 (7): 756–63. doi:10.1001/archgenpsychiatry.2009.60. PMID 19581567. 


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