成虫原基とは? わかりやすく解説

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成虫原基

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 15:28 UTC 版)

成虫原基(せいちゅうげんき : Imaginal disc, Imaginal disk)とは、完全変態を行う昆虫幼虫に存在する器官。成虫盤成虫芽ともいう[1]の期間に成虫の体表部分に変化する。幼虫の体内には、成虫原基の左右対が複数存在し、成虫になるとそれぞれ羽、足、触角やその他の形態を形作る。蛹の段階では、多くの幼虫の構造が分解され、そして成虫原基を含めた成虫の構造が急速に発達する。それぞれの原基は、その中央部分が(付属肢、羽、足などの)末端になるという形で、反転し、伸張する。幼虫の段階では、成長中の原基の細胞は未分化のように見えるが、成虫においての発生運命(どの器官に分化するか)はすでに決定されている。


  1. ^ 『生化学辞典』(東京科学同人)


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