張軌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 14:23 UTC 版)
張 軌(ちょう き)は、五胡十六国時代の前涼の建国者。字は士彦。安定郡烏氏県(現在の甘粛省平涼市涇川県)の人。祖父は外黄県令張烈。父は太官令張温。母は隴西郡の名族である辛氏。
- ^ 『十六国春秋』では征西将軍司馬とする
- ^ 『漢晋春秋』では曹祗とする
- ^ 『漢晋春秋』では張澹とすると、『十六国春秋』では陰澹とする
- ^ 『十六国春秋』では311年11月の出来事とする
- ^ 『晋書』帝紀第四では安西将軍と記載があるが、安西将軍の位は既に与えられているので、『通鑑考異』ではこれを誤りとしている
- ^ 『晋書』張軌伝では車騎将軍とする
- ^ 既に懐帝は捕らわれの身となっているので、この上表は長安の愍帝政権が樹立して以降のものと思われるが、詳細は不明
- ^ 『資治通鑑』に注釈をつけた胡三省によれば、この時点では張軌は西晋の臣下に過ぎないので、建陵という墓号は張祚が僭称した後に追贈されたものだとする。また、『十六国春秋』では建陵ではなく、昭陵と記載する
- ^ 『晋書』張軌伝に「常山景王耳(張耳)の17代孫である」と記述がある。但し「常山王」は項羽から与えられた爵位であり、「景」は後に仕えた高祖劉邦から与えられた諡号であるので、「常山景王」という表記は誤りである。劉邦から与えられた爵位は「趙王」であるので、正確には「趙景王」である
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