子育ての餌を奪う
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 06:08 UTC 版)
親が子に餌を与えて育てる動物において、子供に与えられる餌を盗むことで、その極端な例が托卵である。託卵はそれ自体が独自の行動として取り上げられやすいが、これを労働寄生と見なすこともできる。詳細は托卵を参照。 カッコウ科の鳥が有名で、たとえばホトトギスはウグイスの巣に、親がいない時を狙って産卵する。生まれたホトトギスの雛は他の卵や雛を巣の外に押し出して巣を独占し、ウグイスの両親の運んでくる餌を食べて成長する。類似の例は魚類にも見られ、たとえばナマズの一種であるシノドンティス・ムルティプンクタートゥスの稚魚はマウスブルーダーのシクリッドの口の中で養育される。
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