前橋笠懸道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/25 00:34 UTC 版)
前橋笠懸道路(まえばしかさかけどうろ)は群馬県前橋市からみどり市に至る、整備中の延長12.5 km(キロメートル)の一般国道50号バイパスである。国道50号で群馬県内唯一の2車線区間の改良を目的とするもので[1]、群馬県における7つの交通軸のうち「東毛軸」の一部としても指定されている[2][注釈 1]。2006年(平成18年)にルートが決定し、起点部・終点部の現道拡幅区間(延長計5.0 km)と、それらに挟まれた中央部のバイパス新設区間(延長7.5 km)で構成される事となった。
注釈
- ^ 群馬県では東毛軸のほか、県央軸、西毛軸、吾妻軸、三国軸、尾瀬軸、渡良瀬軸の7つを合わせて県内交通軸と定めている[2]。
- ^ ただし、本町一丁目〜天川大島町北までの区間は中央分離帯が整備されていない規格の低い4車線道路である。
- ^ 1929から1934年にかけ、前橋-桐生間を直行する新道として整備された旧・群馬県道「石山前橋線」「石山桐生線」該当区間(参考「笠懸村誌」1987年 p701)の一部で、当初から直線基調の経路が採られ、以来国道昇格後も基本的なルートを変えていない。「石山」は現・前橋市東大室町と伊勢崎市下触町の境界付近で、伊勢崎側南方に万徳寺(石山観音)がある。
- ^ バイパス部のうち並行する現道区間内には、県道73号伊勢崎大間々線が交差、更に県道76号前橋西久保線の終点でもある、五叉路の「西久保交差点」が存在し、複雑な信号待ちと狭隘な路幅によって慢性渋滞ポイントとなっている。
- ^ 今井町交差点は従来国道50号上り方面から上武道路下り方面への左折が禁止されていた。上武道路の今井町 - 富田町間4車線化に合わせて前橋笠懸道路の右折レーン設置、4車線化が行われた。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m “一般国道50号 前橋笠懸道路” (PDF). 令和5年度 第5回 関東地方整備局 事業評価監視委員会. 国土交通省関東地方整備局 (2023年12月18日). 2024年3月27日閲覧。
- ^ a b 群馬がはばたくための7つの交通軸構想(群馬県県土整備部道路整備課) (PDF, 725.87 KiB)
- ^ 広報まえばし平成9年(1997年)11月15日号 前橋市 2024年4月22日閲覧
- ^ a b c d e f 事業評価監視委員会 再評価資料 -一般国道50号 前橋笠懸道路-(国土交通省関東地方整備局)2013年10月17日 (PDF, 2.94 MiB)
- ^ 平成17年度事業再評価結果資料 -一般国道50号 前橋笠懸道路-(国土交通省関東地方整備局)2004年 (PDF, 30.28 KiB)
- ^ 広報きりゅう No.1237(桐生市企画部広報広聴課)2002年4月1日 (PDF, 799.24 KiB)
- ^ a b “前笠道路の拡幅と歩道橋新設、来月中旬にも着工”. 桐生タイムス (桐生タイムス社). (2012年5月29日)
- ^ a b 『みどり市内の「鹿交差点」の車線が増えます』(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所、2013年12月13日。 オリジナルの2017年1月6日時点におけるアーカイブ 。2024年4月2日閲覧。
- ^ “100カ所超の国道、建設凍結へ 自治体への通告開始”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2009年11月12日)
- ^ 【動画】「前より渋滞している気が…」国道50号今井町交差点 改良工事後に指摘続出 一体何が? 群馬・前橋市 上毛新聞 2024年4月25日閲覧
- ^ 『国道17号上武道路 令和6年3月25日(月)に4車線開通 国道50号今井町交差点の右折レーン完成 〜前橋市今井町から富田町 延長2.4km〜』(PDF)(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局 高崎河川国道事務所、2024年3月14日 。2024年3月14日閲覧。
- 1 前橋笠懸道路とは
- 2 前橋笠懸道路の概要
- 3 路線状況
固有名詞の分類
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