映画情報 |
凍河 とうが
| 原題: | |
| 製作国: | 日本 |
| 製作年: | 1976 |
| 配給: | 松竹 |
| スタッフ | |
| 監督: | 斎藤耕一 サイトウコウイチ |
| 製作: | 中川完治 |
| 島津清 シマヅキヨシ | |
| 原作: | 五木寛之 イツキヒロユキ |
| 脚本: | 石森史郎 イシモリフミオ |
| 撮影: | 坂本典隆 サカモトノリタカ |
| 音楽: | 青山八郎 アオヤマハチロウ |
| 美術: | 芳野尹孝 ヨシノノブタカ |
| 編集: | 杉原よ志 スギハラヨシ |
| 録音: | 平松時夫 ヒラマツトキオ |
| スチール: | 赤井博且 アカイヒロカツ |
| 助監督: | 仲倉重郎 ナカクラシゲオ |
| 照明: | 津吹正 |
| キャスト(役名) |
| 中村雅俊 ナカムラマサトシ (竜野努) |
| 五十嵐淳子 イガラシジュンコ (阿里葉子) |
| 岡田茉莉子 オカダマリコ (唐木道子) |
| 佐分利信 サブリシン (高見沢順造) |
| 原田美枝子 ハラダミエコ (高見沢ナツキ) |
| 岡田英次 オカダエイジ (竹下晋助) |
| 米倉斉加年 ヨネクラマサカネ (朝田) |
| 本山可久子 モトヤマカクコ (武田婦長) |
| 御木本伸介 ミキモトシンスケ (高橋医師) |
| 緋多景子 (じれっ亭ママ) |
| 宮井えりな ミヤイエリナ (看護婦こずえ) |
| 西尾三枝子 ニシオミエコ (薬剤師) |
| 須賀不二男 スガフジオ須賀不二夫 (看護士石金) |
| 石原裕次郎 イシハラユウジロウ (竜野一郎) |
| 解説 |
| 精神病院に勤める青年医師と影のある美貌の患者との愛を描く。原作は五木寛之の同名小説。脚本は「青春の構図」の石森史郎、監督は「竹久夢二物語 恋する」の斎藤耕一、撮影は「さらば夏の光よ」の坂本典隆がそれぞれ担当。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 横浜にある精神科の和親会病院は、現代のシュバイツァーと呼ばれる高見沢院長の良心的な経営のため建物も老朽化し、医師も薄給のためなり手がなかった。そこへ、青年医・竜野努が赴任して来た。だが、その着任ぶりは、およそ医師らしくなく、日本に一台しかないという愛車BSAゴールドスターに乗って爆音をたてながらやって来たのだ。医師も看護婦も患者も度胆を抜かれたなかで、その非常識をたしなめたのは副院長の唐木道子だったが、唐木はこの青年に、今まで辞めていった医師たちと違った何かを感じた。院長は妻を亡くし、高校生の娘ナツキと二人で暮しており、努には自宅の離れを宿舎に提供した。引越しの日、全治しているが退院しようとしない患者、阿里葉子が手伝いに来て、努に「私を病院から追い出さないで」と哀願した。努の病院勤務が始った。そして「きっと阿里葉子を好きになるでしょう」とナツキが予言した通り、謎めいた暗さを秘めた葉子に魅かれて行った。数日後、努は葉子から彼女が退院しない理由を聞き出した。彼女には婚約者がいたのだが、会社の男に暴行されたため、破談となり、彼女は自殺を企てた。そして、一度は退院したのだが、また自殺しようとしたのだった。ある日、買物に出かけた葉子から電話が入った。駅前が火事で帰れなくなったというのだ。努はオートバイで葉子を迎えに行き、彼女を乗せたまま山下公園まで来た。そして努は半ば強引にキスした。病院の中で努と葉子との仲が噂にのぼるようになった。院長は葉子を呼んだ。葉子は複雑な表情で院長を見上げた。努は休日に葉子をドライブに誘い、湖のホテルで葉子を求めた。「私には愛される資格はありません」と抗う葉子だったが、やがて二人は体を重ねた。病院に事件が起こった。アル中で入院していた竹下が病院を抜け出し、車に轢かれて死んだのだ。死体を見た院長の眼から涙が流れた。そして努に竹下との関係を静かに語った。院長と竹下は、かって満州で細菌戦略部隊に所属し、あらゆる残虐な人体実験を繰り返し、敗戦後、竹下は過去を忘れるためにアルコールに溺れたのだった。和親会病院の経営はとうとう行き詰まり、院長は退陣し、新しい経営者の手に渡った。努は院長と共に退職した。努は葉子を連れて院長に会い、彼女との結婚を報告した。院長は葉子が妊娠している事を聞き、その子供は自分の子である、と言いかけたが、努は自分の子である、と言いきった。数日後、北海道から、努の兄、一郎が上京して来た。努にとって一郎は、あまりにも大きな存在であり、努の半生は一郎が敷いたレールの上をただ走ったに過ぎなかった。一郎は結婚に猛反対した。だが26歳になった今日、努は初めて兄に逆らった。一郎は説得をあきらめた。葉子はそんな努に男の強さを感じた。数日後、努は新しい勤務地である東北の診療所へ、愛車に葉子を乗せて、国道を驀進させていった。 |
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