内反性乳頭腫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/25 14:17 UTC 版)
尿路原発の内反性乳頭腫(ないはんせいにゅうとうしゅ、英Inverted papilloma)は、腎盂、尿管、膀胱、近位尿道の尿路上皮(=移行上皮)に被覆された部位に好発する良性腫瘍である。腎尿路系の良性新生物に包含されている(ICD10コードはD303, 病名変換用コードはJDMN)。1963年に膀胱の内反性乳頭腫として独立した疾患であることが最初に提唱された。以後、病理組織学的特徴や臨床所見に基づき良性尿路上皮腫瘍として認知されるようになった。外向性発育する低悪性度の乳頭状尿路上皮癌(英urothelial carcinoma)との鑑別が重要である。
- 1 内反性乳頭腫とは
- 2 内反性乳頭腫の概要
- 3 予後
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