佐野藤右衛門
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 02:03 UTC 版)
佐野 藤右衛門(さの とうえもん)は、庭師の名跡。京都・嵯峨野にある造園業「植藤」の当主が襲名する。藤右衛門は、天保3年(1832年)より代々、仁和寺御室御所の造園を担ってきた。第14代(1874-1934)からサクラの育成を手掛け、第15代(1900-1981)、第16代(1928-)の3代にわたって「桜守(さくらもり)」として知られている。祇園枝垂桜(円山公園のシダレザクラの名木)、ケンロクエンキクザクラ、イチハラトラノオ、オオサワザクラなどの多くのサクラの栽培品種が、桜守の佐野藤右衛門に見いだされて増殖されて全国にその名が広まった[1]。
- ^ a b 勝木俊雄『桜』p117 - p119、岩波新書、2015年、ISBN 978-4004315346
- ^ “佐野桜”. 日本花の会. 2024年1月4日閲覧。
- ^ “吉川英治文化賞 過去の受賞者一覧”. 講談社. 2024年1月4日閲覧。
- ^ “海外の日本庭園”. 東京農業大学. 2024年1月4日閲覧。
- ^ a b “佐野藤右衛門氏の経歴等”. 国土緑化推進機構. 2024年1月4日閲覧。
- ^ “京都迎賓館における庭園管理業務の概要”. 総務省. 2024年1月4日閲覧。
- ^ “京都市文化功労者受章者一覧(過去3年分)”. 京都市. 2024年1月4日閲覧。
- 1 佐野藤右衛門とは
- 2 佐野藤右衛門の概要
- 3 第14代 佐野藤右衛門
- 4 関連項目
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