久保田和恵とは? わかりやすく解説

久保田和恵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 23:03 UTC 版)

久保田 和恵(くぼた かずえ、1972年 - )は、平成時代初期に活躍した陸上競技選手(スプリンター)。専門は400m。高校生で日本選手権400mを2連覇した。

経歴

1984年、小学校6年生の時、群馬県小学校陸上教室記録会にて、100mと400mリレー(アンカー)で優勝。1988年、群馬女子短期大学附属高等学校(現高崎健康福祉大学高崎高等学校)入学後、吉沢賢二監督の下で素質が開花。

1989年日本選手権女子400mで高校2年生ながら優勝の快挙。翌1990年、日本選手権女子400mで2連覇[1]インターハイ400mで優勝。酷暑の中でタイムは当時のジュニア日本記録歴代4位の54秒18。国体1500mでは2位だった。
同1990年、全国高校女子駅伝4区3㎞でトップで(タスキ)を受け、2位市立船橋2年杉村奈美(のちリクルート。1500m元日本記録保持者[2]、元ジュニア日本記録保持者[3]、及び現U20日本記録歴代3位[4])との差を9秒から27秒に広げ区間1位の9:28をマークし、最終5区にタスキを手渡す前に勝負を決定づけ、チーム初優勝を飾った。また、同区間4区には杉村(区間8位, 9:46)の他、埼玉栄2年徳田由美子(のち中央大。800m元日本記録保持者 [5])も出走し区間2位の9:30をマークした[6]

万能選手として知られ、800m走でも1990年8月25日に2分09秒07の好タイムを出している。

脚注

  1. ^ 日本陸上競技選手権大会の記録一覧 (女子)#400m参照。
    群馬女子短大附属関係者の日本選手権連覇は、新井文子が群女2年在学中の1984年第68回大会から1988年第72回大会まで800mを5連覇して以来となる。
  2. ^ 日本女子1500m歴代ランキング 陸上競技|YGO-JAPAN UPDATE:2023/03/04
  3. ^ 日本陸上競技選手権大会の記録一覧 (女子)#1500m参照。
  4. ^ 1500メートル競走#U20日本歴代10傑 参照。
  5. ^ 高校2年時にインターハイ800m優勝、日本選手権400m4位、アジア大会800m・女子4×400mリレーの日本代表に選ばれた(800m元日本記録保持者の徳田由美子さん、栄光と挫折の先に見つけた新たな道 4years 2020/9/16)。
  6. ^ 全国高校駅伝1990年第2回女子大会記録 毎日新聞社




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