三菱ふそう・エアロスターMMとは?

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三菱ふそう・エアロスターMM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/05/12 16:48 UTC 版)

エアロスターMMは、三菱ふそうトラック・バスが1993~2004年8月まで製造・販売していた9m大型路線バス

本項目では観光系のエアロエース ショートタイプMMエアロバスMM、先代のエアロミディMM及びMM115H/516H、MM104H/504Hなど、三菱ふそうが発売してきた9m大型路線バスおよび9m大型観光バスについて一括して記述する。

目次

シリーズの概要

全長9mサイズの車両は、1964年に都市及び山間部の狭隘路線用に登場したMR510(全長9.15m、ホイールベース4.25m)を端緒としている。MR510は、1967年に全長とホイールベースを若干延長したMR520(全長9.34m、ホイールベース4.37m)となり、1974年まで製造された。

MR520は、1974年に中型バスMKのコンポーネントを流用してMMシリーズに発展、その後1981年に新呉羽自動車工業(現三菱ふそうバス製造)製のスケルトンボディになり、1988年のモデルチェンジでエアロミディMMを名乗っていたが、1993年にモデルチェンジ、路線系はフルサイズ大型のMPに準じたエアロスターMM、観光系はエアロバスMMとしてコンポーネントもそれぞれフルサイズ大型バスと共用することになった。

モノコック時代のMM

MM104H/504H

1974年、MR520の後継として登場。型式はリーフサス車がMM104H、エアサス車がMM504H。車体は呉羽自動車工業製で、ホイールベースは4.37m。B6系に似たボディを架装している。トップドア・引き違い窓のみの設定であったので、用途の殆どは自家用や観光用が多かった。

MM115H/515H

1976年、MM104H/504Hの後継として登場。側窓が2段サッシ、前中扉及び前後扉仕様の路線車がラインナップされる。型式はリーフサス車がMM115H、エアサス車がMM515H。ホイールベースはリーフサス車は4.37mで前後扉仕様の路線車にも対応し、エアサス車は4.2mとなり、自家用や観光用に対応した。

K-及びP-MM116H/516H

1980年、昭和54年排出ガス規制に適合。K-MM116H(リーフサス)/516(エアサス)となる。1981年にMKと共にスケルトンボディにモデルチェンジ。1984年、昭和58年排出ガス規制に適合。P-MM116/516となる。なお198485年には、P-MM516Hのシャシーに前降り・中乗りの路線ボディーを架装した車両が北海道中央バスに納入され、空知管内などのローカル輸送で使用されていた(その後子会社の第一観光バス北空知バスに転属した車両もあり、2000年までに全廃)。

エアロミディMM

1988年登場。P-MM117J(リーフサス)/517J(エアサス)となる。MKと共にエアロミディと名乗る。路線用はエアロスターKに似たボディを架装し、観光・自家用はエアロミディMKに似たボディを架装している。

1990年、平成元年規制適合でU-MM117J/517Jになったが大きな変更点はない。

エアロスターMM・ニューエアロスターMM

1993年、路線・自家用仕様車はエアロスターMMと変え、ボディもエアロスターMに似たボディを架装する。型式はU-MM218J(リーフサス)/618J(エアサス)となる。
1995年、平成6年排気ガス規制適合で型式はKC-MM219J(リーフサス)/619J(エアサス)となる。

1996年、ニューエアロスターに似たボディにフルモデルチェンジ、ニューエアロスターMMとなる。型式はKC-MM319J(リーフサス)/719J(エアサス)となる。
1999年、平成10年排気ガス規制対応で型式はKK-MM33HJ(リーフサス)/35HJ(エアサス)となる。

エアロスターMMの路線仕様車は、北海道中央バス豊橋鉄道(現:豊鉄バス)、松江市交通局などの限られた事業者しか納入されなかった。

そもそもツーステップ車しか設定がないため、路線仕様車は2002年の交通バリアフリー法施行に伴い設定を抹消、自家用仕様も2004年8月に生産を終了している。

エアロバスMM

三菱ふそう・エアロバスMM

U-MM826H 下北交通

エアロバスMMは、三菱ふそうトラック・バスが1993年から製造・販売している9m大型観光バス。

  • 1993年、観光系エアロミディMMの後継として登場。ニューエアロバスMMと変え、ボディもニューエアロバスに似たボディを架装する。型式はU-MM816H(57人乗り)/826H(34~47人乗り)。
  • 1995年、平成6年規制適合で型式はKC-MM812H(57人乗り)/822H(34~47人乗り)となる。
  • 1999年、平成10年排気ガス規制対応で型式はKK-MM85FH(57人乗り)/86FH(34~47人乗り)となる。
  • 2004年、排気ガス規制対応の関係で一時生産中止。
  • 2005年、平成15年規制適合。PA-MM86FH(34~47人乗り)となる。57人乗りはなくなった。
  • 2007年、排出ガス規制のため、8月31日をもって生産終了。翌年のエアロエース ショートタイプMMの発売開始まで5ヶ月ほど未発売となる。

エアロエース ショートタイプMM

大型観光バスがフルモデルチェンジしたのに続き、2008年1月31日に9m大型観光バスもフルモデルチェンジされ、「エアロエース ショートタイプMM」となった。

三菱ふそうは新長期規制にあわせて日産ディーゼル工業とバス製造事業における業務提携を開始したが、当車種は三菱ふそうが一括して開発を行っている。

また、この車両は日産ディーゼル工業にもOEM供給され、「スペースアローA ショートタイプ」として発売される。

PDG-MM96FH(現行車種)

2008年1月31日に発売を開始した、新長期規制(平成17年排出ガス規制)適合車。基準に対してPM(粒子状物質)の10%減を達成している。大型観光バスのエアロエースに準じたデザインとなっているが、尿素SCRシステムを採用している同車に対し、こちらは再生制御式DPFを中心として排出ガス浄化を行っている。

直結式フルオートエアコンを装備しているほか、エンジンは燃料噴射にコモンレール方式を採用している、6M60系(199kW/270PS)を採用している。型式はPDG-MM96FHとなり、日産ディーゼルへのOEM供給車はPDG-AM96FHである。

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