プロ野球再編問題 (2004年)
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プロ野球再編問題(プロやきゅうさいへんもんだい)は、2004年(平成16年)に起きた日本プロ野球球団のオリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズが、合併を前提に協議すると発表したことを発端に議論された、プロ野球の業界再編問題である。
注釈
- ^ ただし、広島球団は2003年(平成15年)、12球団で唯一、観客動員100万人割れを起こしていた[2]。
- ^ その後、ライブドアは2年後の2006年(平成18年)に証券取引法違反が発覚し、買収を名乗り出た堀江貴文を筆頭とした首脳陣が逮捕されることとなる。
- ^ OSK日本歌劇団は2003年(平成15年)をもって解散となるが、有志により活動が継続され、その後復活を果たした。該当項を参照。
- ^ 12球団で唯一、親会社を持たない「市民球団」である。ただしマツダ創業家が同球団の大株主のひとり。
- ^ 当時は「Yahoo!BBスタジアム」、2005年より「スカイマークスタジアム」、現在は「ほっともっとフィールド神戸」と命名権により通称が変遷している。
- ^ スポーツライターの小関順二も「ダイエー本社が1リーグ制阻止の影の立役者」と評価している。
- ^ 国鉄分割民営化のこと。
- ^ 産経新聞は、JR福知山線脱線事故の際にも、記者会見で暴言を吐いた読売新聞の記者を批判していた。
出典
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