無整流子電動機
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/07 16:35 UTC 版)
無整流子電動機(むせいりゅうしでんどうき、英語: brushless direct current motor)は、整流子の代わりに制御・駆動用の電源回路が組み込まれた、永久磁石同期電動機と同じ構造をもつ直流電動機である。 直流電動機に分類されるが、簡単に言うとDC/AC変換回路(インバータ)を付けたPMSM(すなわち交流)モータであり、直流整流子電動機とは根本的に異なる構造である。 ブラシレス直流電動機、ブラシレスDCモータ、BLDCモータ、DCブラシレスモータ、電子整流式モーター(ECMモーターまたはECモーター)や同期式DCモーターとも言う。
- ^ 潤滑不良や、オイルレスメタルを用いた小型モータでは、ブラシよりも軸受が早期に損耗して寿命となることもある。この場合、機械的な抵抗が増し、電流値の上昇、発熱、異音、出力低下などが発生するが、焼きつき以外は即時に運転不能になることは少ない。
- ^ a b “2-2-2 ブラシレスDCモータの構造と用途”. 日本電産(現・ニデック). 2016年5月2日閲覧。
- ^ “TS50A & Super Fast Type-C コンボセット”. ジーフォース. 2016年5月2日閲覧。
- ^ 固定子のコイルを120°ずつの間隔でU相、V相、W相の三つに分けたもの。それぞれのコイルをスロットと呼ぶ。トルク変動を抑える場合や、モータの寸法を変えずにトルクを高める場合はU、V、Wの「3スロット」を最小単位として3の倍数でスロット数を増やしていく。
- ^ 上山直彦『サイリストモータの原理と運転』電気書院、1974年。ISBN 4-4853-1401-4。
- 1 無整流子電動機とは
- 2 無整流子電動機の概要
- 3 特性
- 4 脚注
無整流子電動機と同じ種類の言葉
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