ファズ (音響機器)とは? わかりやすく解説

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ファズ (音響機器)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/29 03:34 UTC 版)

音響機器におけるファズ (fuzz) とは割れた音色や雑音を示す擬声語。"fuzz"とは‘毛羽立った’という意で、名前もそれに由来する。狭義では1960年代中頃に商品化されたエフェクターの一種。この場合基本的には歪みを発生させる回路で、エレクトリックギター用である。1960年代当時の楽曲においてはエレクトリックベースボーカルなどにも使用された。その効果は、原音には存在しない倍音(全高調波歪)が著しく付加され、調整によって耳に刺激的、あるいは濁った音色となる。


  1. ^ a b VANDAソフトロック、p.78、編者・佐野邦彦、酒富デザイン
  2. ^ 山本安見著「ロック・ギタリスト」(1975年)。ただし"Jack The Ripper"のリリースは1963年。
  3. ^ VANDAソフトロック、p.80、編者・佐野邦彦、酒富デザイン
  4. ^ 例=「だれにもわかるエフェクター自作&操作術'81」ではファズの項目は存在せず、ディストーションの項目の中で「以前に使われていた機材」として名前が挙げられている。
  5. ^ 山本安見著「ロック・ギタリスト」によれば、ファズが市販化される以前に置いても、リッチー・ブラックモアがファズとサスティンのコントローラの設計を知人の電気技師に依頼したところ、音を汚すような回路を作るわけにはいかないという理由で断られたという事例がある。
  6. ^ 例として「アグリーフェイス」など


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