シーズ・リーヴィング・ホームとは? わかりやすく解説

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シーズ・リーヴィング・ホーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 09:01 UTC 版)

シーズ・リーヴィング・ホーム」(She's Leaving Home)は、ビートルズの楽曲である。1967年に発売された8作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録された。レノン=マッカートニーの作品で、ポール・マッカートニーヴァースを書き、ジョン・レノンコーラスを書いた。ジョージ・ハリスンリンゴ・スターはレコーディングには参加していない。「イエスタデイ」や「エリナー・リグビー」などと同じくストリングスを主体とした楽曲で、ストリングス編曲はマイク・リーンダー英語版が手がけた。なお、メンバーがレコーディングで楽器を演奏しなかった数少ないビートルズの楽曲の1つ。


注釈

  1. ^ 歌詞の中では、少女が家出した時間が「水曜日の午前5時」となっているが、元になった記事の少女(メラニー・コー)が家出した時間は両親が仕事で不在だった午後[2]。なお、コーは家出から10日後に発見された。
  2. ^ 当時について、リーンダーは「ポールから『ちょっと急ぎの仕事なんだけど、アレンジをやってもらえないかな?』って言われてね。私はマリアンヌ・フェイスフルと250声のコーラスとで、『イエスタデイ』のレコードを作っていた。ポールはこのバージョンと、私のアレンジをすごく気に入っていた。ただ、ジョージがシラ・ブラックの仕事で手が塞がっていたことは知らなかった。スタジオに急行した私は、ポールとピアノの前に座った。するとポールは私に2曲聴かせてくれた。たしかセッションはその2日後だったと記憶している。『1曲ならどうにかなりそうだ』と言うと、『どっちにしたい?』と訊かれたので、売れ線な感じがする『シーズ・リーヴィング・ホーム』を選んだ。急いで帰宅した私は、ピアノの前に座ってアレンジを完成させて、再びセッションの現場に戻った。その場にはジョージも居たけど、実のところ彼はカンカンでね。あれは彼らの間で起こった、数少ない意見の不一致だった」と振り返っている[3]

出典

  1. ^ Kirell, Andrew (2015年12月24日). “The Guide to Streaming the Beatles Now That Their Songs Are Online”. The Daily Beast. 2016年5月7日閲覧。
  2. ^ a b Coe, Melanie (2008年12月13日). “Bet you think this song is about you”. The Guardian (Guardian Media Group). https://www.theguardian.com/music/2008/dec/13/people-inspired-pop-songs-muses 2020年9月22日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p Sgt. Pepper 2017, p. 12.
  4. ^ Goodman, Joan (December 1984). “Interview: Paul & Linda McCartney's Whole Story”. Playboy (Playboy Enterprises). 
  5. ^ ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版 2009, p. 198.
  6. ^ ザ・ビートルズ レコーディング・セッションズ完全版 2009, p. 159.
  7. ^ Winn 2009, p. 95.
  8. ^ Martin & Hornsby 1994, pp. 207–208.
  9. ^ Lewisohn 1988, p. 103.
  10. ^ O'Toole, Kit (2017年6月11日). “The Beatles, “She’s Leaving Home” from Sgt. Pepper’s (1967): Deep Beatles”. Something Else Reviews. 2020年9月22日閲覧。
  11. ^ 100 Greatest Beatles Songs: No. 82 - 'She's Leaving Home'”. Rolling Stone (2011年9月19日). 2020年9月22日閲覧。
  12. ^ Lister, David (1994年5月28日). “Pop ballads bite back in lyrical fashion”. The Independent (Independent News & Media). https://www.independent.co.uk/news/uk/pop-ballads-bite-back-in-lyrical-fashion-david-lister-charts-a-sea-change-away-from-rap-towards-1438995.html 2020年9月22日閲覧。 
  13. ^ Time 1967.
  14. ^ a b MacDonald 2005, p. 245.
  15. ^ Time Out London Music (2018年5月24日). “The 50 Best Beatles songs”. Time Out London. 2020年9月22日閲覧。
  16. ^ All This and World War II (1976) - Soundtracks”. IMDb. Amazon.com. 2020年11月17日閲覧。
  17. ^ Official Singles Chart Top 100”. Official Charts Company (1988年6月5日). 2020年9月22日閲覧。


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