コーリー・フックス反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/10/08 18:55 UTC 版)
コーリー・フックス反応(コーリー・フックスはんのう、Corey-Fuchs reaction)は、アルデヒドからジブロモオレフィンを経てアルキン誘導体を合成する有機反応のひとつである。1972年、イライアス・コーリーとその学生 P. L. フックスによって発表された[1]。元のアルデヒドから一炭素増炭したアルキンが得られることになる。強塩基(n-ブチルリチウムなど)を用いるため、これに耐えない基質には使えないという欠点があるが、多くの場合収率よく反応が進行するためアルキン類の有力な合成手段となっている。
- ^ Corey, E. J.; Fuchs, P. L. Tetrahedron Lett. 1972, 13, 3769-3772. DOI: 10.1016/S0040-4039(01)94157-7
- ^ Ratovelomanana, V.; Rollin, Y.; Gébéhenne, C.; Gosmini, C.; Périchon, J. Tetrahedron Lett. 1994, 35, 4777-4780. DOI: 10.1016/S0040-4039(00)76965-6
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コーリー・フックス反応と同じ種類の言葉
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