コルチェスターのドルイドとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > コルチェスターのドルイドの意味・解説 

コルチェスターのドルイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 07:11 UTC 版)

後にコルチェスターのドルイドと名付けられる人物の墓が、1996年イギリスコルチェスター近郊のスタンウェイ村で発見された。この鉄器時代ドルイドと目される人物は数多くの身分の高い人物の墓に囲まれる形で埋葬されていた。この人物は西暦43年ローマによるブリタンニア侵攻英語版の時期に前後して埋葬されたものと思われるが、この地域は当時カトゥウェラウニ族英語版[注 1]と関連があったため、考古学者マイク・ピッツ英語版はこの人物は実際にドルイドであり、カトゥウェラウニ族の族長もしくは王であったクノベリヌスと深い関係にあった可能性があるとしている。[4] 一方でNPOコルチェスター・アーキロジカル・トラストの理事であるフィリップ・クラミーは、この人物がドルイドであった可能性については肯定しつつも、ローマ人の医者であった可能性もあることを仄めかしている。


  1. ^ 「Catuvellauni」の日本語転記としては、英語風の「カトゥヴェラウニ」[1]、ラテン語風の「カトゥウェラウニ」[2]、「カトゥエラニ」[3]などがある。
  1. ^ 『イギリス中世史』p2
  2. ^ コトバンク 世界大百科事典内のカトゥウェラウニ族の言及(日立ソリューションズ・クリエイト)2016年6月23日閲覧
  3. ^ 『ケルト歴史地図』p82
  4. ^ a b "Dicing with Destiny". Games Britannia. 8 December 2009. BBC Four. BBC Four。
  5. ^ 『ケルト歴史地図』p54-57
  6. ^ 『ケルト歴史地図』p82-85
  7. ^ 『イギリス中世史』p7-9
  8. ^ 『ケルト歴史地図』p82-85
  9. ^ 『ケルト歴史地図』p82-85
  10. ^ 『ケルト歴史地図』p64-65
  11. ^ a b The Times; 6 September 1996; Roman board game found at burial site
  12. ^ The Independent; 22 November 1997; Style & design: Items and Icons treasures
  13. ^ The Colchester Archaeologist pp.4,8
  14. ^ Chess Variants: Courier Game”. 2009年12月12日閲覧。
  15. ^ The Colchester Archaeologist p.8
  16. ^ Schädler, Ulrich (2007). “The Doctor's Game: New Light on the History of Ancient Board Games”. Stanway: An Elite Burial Site at Camulodunum (Roman Society Publications): 359-375. ISBN 978-0907764359. http://www.goddesschess.com/chessays/stanschadler.pdf. 


「コルチェスターのドルイド」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「コルチェスターのドルイド」の関連用語

コルチェスターのドルイドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コルチェスターのドルイドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコルチェスターのドルイド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS