クレージー・クライマー
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『クレージー・クライマー』 (Crazy Climber) とは、1980年11月に日本物産から発売された業務用縦スクロールアクションゲームである[1][注釈 1]。なお、当時の広告やインスレーションカードの表記は『クレイジー』ではなく『クレージー』となっており、当ページもこれに倣う。
注釈
- ^ 『ゲームマシン』1982年11月29日号の「Video Game (Coin-op) Lists」では1980年10月発売と記載されている[2]。
- ^ 『シューティングゲームサイド Vol10』に掲載された藤原のインタビューによれば「東京とジョルダンで開発」とあるが、「東京」が日本物産東京支社を指すのか、日物レジャーシステムを指すのかは明示されていない。なお、両者ともに中央区日本橋の日物ビル(後年における、スッキリBOX日本橋小舟町店[3])に所在していた。
- ^ ただし、ニチブツアーケードクラシックスには本作「'85」を含めた3本の「お蔵入り」または「海外のみで発売」とされるゲームが収録されているが、海外のみ発売とされる作品であってもKLOV・TAFAなどにも一切記録が残されておらず、海外のゲーム雑誌「EDGE」の1996年11月号においては「Edge isn't even quite sure that three of these games ever appeared in arcades. (これら3本のゲームが本当に世に出たかは定かではない)」と言及している。
出典
- ^ 「ビルをよじのぼるクレイジーな クライマー 日本物産からTV「クエイサー」も」『ゲームマシン』第154号(アミューズメント通信社)、1980年11月15日、10面。2021年11月3日閲覧。オリジナルの2019年6月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「Video Game (Coin-Op) Lists」『ゲームマシン』第201号(アミューズメント通信社)、1982年11月29日、20-23面。オリジナルの2019年12月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ “スッキリBOX 日本橋小舟町”. タチバナエステート. 2021年2月20日閲覧。
- ^ “会社案内: 第1回 『会社設立』”. ジョルダン (2010年2月9日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ 『ハムスター、ニチブツの権利を取得』(プレスリリース)ハムスター、2014年3月14日。 オリジナルの2014年4月13日時点におけるアーカイブ 。2015年8月21日閲覧。
- ^ "ハムスターが日本物産株式会社(ニチブツ)の所有するゲーム等に関する権利譲渡の契約を締結". ファミ通.com. KADOKAWA. 2014年3月14日. 2014年3月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月24日閲覧。
- ^ 「話題のマシン 総目録 No.17(第150号〜第154号)」『ゲームマシン』第156号(アミューズメント通信社)、1980年12月15日、14-15面。2019年6月7日閲覧。オリジナルの2019年6月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「国内3社に許諾 日本物産「クレイジー・クライマー」で」『ゲームマシン』第156号(アミューズメント通信社)、1980年12月15日、4面。2021年11月3日閲覧。オリジナルの2019年6月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b 『ビデオゲーム・アーカイブス vol.1 クレイジー・クライマー』p.4 ゲーム文化保存研究所
- ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、70頁。
- ^ 佐伯憲司 (2001年2月15日). “メディアカイト、Windows用廉価版4タイトル発売” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年11月28日閲覧。
- ^ 白根雅彦 (2001年8月14日). “クレイジークライマーなどニチブツのゲームがJ-フォンに登場” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2019年1月13日閲覧。
- ^ “『クレイジー・クライマー』オールドゲームの名作がツインレバー操作を再現しAndroid端末で完全復活” (日本語). ファミ通App. KADOKAWA (2011年12月19日). 2019年1月13日閲覧。
- ^ “クレイジー・クライマー” (日本語). アーケードアーカイブス. ハムスター. 2019年1月13日閲覧。
- ^ “Crazy Climber (2015) PlayStation 4 release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2019年1月13日閲覧。
- ^ “『セクロス(FC版)』、『クレイジークライマー(FC版)』がレトロゲーム配信サービス“プロジェクトEGG”より本日9月16日配信開始” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2014年9月16日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ “「プロジェクトEGG」に「セクロス(FC版)」と「クレイジークライマー(FC版)」が仲間入り” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2014年9月16日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ “『クレイジー・クライマー』、『2020年スーパーベースボール』、『ブレイジングスター』が『アケアカ』に仲間入り” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2018年2月7日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ 緑里孝行 (2018年2月7日). “Nintendo Switch用「アーケードアーカイブス クレイジー・クライマー」配信日決定” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年9月15日閲覧。
- ^ “Switch版「アーケードアーカイブス クレイジー・クライマー」が2月8日に配信” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2018年2月7日). 2019年9月15日閲覧。
- ^ 子象の行進、ピンクパンサーのテーマ、スティングのテーマ、天使のセレナーデ、すべて海外版の映像だが、国内版からの修正はされていないことがわかる。
- ^ “Crazy Climber for Arcade (1980)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年4月16日閲覧。
- ^ a b “クレイジー・クライマー まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年4月16日閲覧。
- ^ a b c d 「新作ゲームクロスレビュー」『ファミ通』第14巻第32号、アスキー、1999年8月6日、35頁。
- ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、63頁、ASIN B00BHEECW0。
- ^ a b 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、86頁、ISBN 9784881994290。
- ^ “「ゲームニクス」で考えるゲームの魅力 第十二回 ゲーム音楽”. ゲーム文化保存研究所 (2021年2月19日). 2021年2月20日閲覧。
- ^ “ゲームマシン 2007年3月15日号”. アミューズメント通信社 (2007年3月15日). 2021年7月5日閲覧。
- ^ “体感!クレイジークライマー”. デジタルロジック. 2012年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月5日閲覧。
- ^ コアムックシリーズNO.682『電子ゲーム なつかしブック』p.16.
- ^ 『ビデオゲーム・アーカイブス vol.2 ムーン・クレスタ』p.23(ゲーム文化保存研究所 2018年)
- ^ 『乗換案内』のジョルダンのルーツはアーケード開発だった? 中編
- ^ 伝説のアーケードゲーム『クレイジー・クライマー』の開発者・藤原茂樹氏に聞く 第2回
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