エオカエキリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 00:15 UTC 版)
エオカエキリア(学名:Eocaecilia)はジュラ紀前期の北米に生息していた絶滅両生類である。化石はアリゾナ州ココニノ郡のカヤンタ層から発見されている。頭骨は12.6 mm、全長は15 cm程度[1]。ミミズ状の細長い体、頭骨に感覚器官である触手を収めていたとみられる溝を持つことなどから、現生のアシナシイモリの祖先とされる。現生種にはない小さな四肢と肢帯、明瞭な尾部、完全に骨に覆われた頑丈な頭骨などの原始的な特徴を多く残している[2][3]。
- ^ “Palaeocritti - a guide to prehistoric animals”. 2012年8月2日閲覧。
- ^ Farish A.Jenkins et al. (2007), “Anatomy of Eocaecilia micropodia, A Limbed Caecilian of the Early Jurassic.”, Bulletin of the Museum of Comparative Zoology 158 (6): 285–365, doi:10.3099/0027-4100(2007)158[285:AOEMAL]2.0.CO;2
- ^ “Palaeos.com”. 2012年8月2日閲覧。
- ^ Pardo, Jason D.; Small, Bryan J.; Huttenlocker, Adam K. (2017-07-03). “Stem caecilian from the Triassic of Colorado sheds light on the origins of Lissamphibia” (英語). Proceedings of the National Academy of Sciences 114 (27): E5389–E5395. doi:10.1073/pnas.1706752114. ISSN 0027-8424. PMID 28630337 .
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