映画情報 |
またの日の知華
| 原題: | |
| 製作国: | 日本 |
| 製作年: | 2004 |
| 配給: | ユーロスペース |
| スタッフ | |
| 監督: | 原一男 ハラカズオ |
| 製作: | 小林佐智子 コバヤシサチコ |
| プロデューサー: | 莟宣次 ツボミセンジ |
| 脚本: | 小林佐智子 コバヤシサチコ |
| 企画: | 原一男 ハラカズオ |
| 撮影: | 岡雅一 オカマサカズ |
| 音楽: | 上田亨 ウエダアキラ |
| 美術: | 大庭勇人 オオバユウト |
| 編集: | 鍋島惇 ナベシマジュン |
| 録音: | 西岡正己 ニシオカマサミ |
| 助監督: | 森宏治 モリ |
| 照明: | 山川英明 ヤマカワヒデアキ |
| キャスト(役名) |
| 吉本多香美 ヨシモトタカミ (第一章・知華) |
| 田中実 タナカミノル (良雄) |
| 渡辺真起子 ワタナベマキコ (第二章・知華) |
| 田辺誠一 タナベセイイチ (和也) |
| 金久美子 キムクミジャ (第三章・知華) |
| 小谷嘉一 コタニカズイチ (幸次) |
| 桃井かおり モモイカオリ (第四章・知華) |
| 夏八木勲 ナツヤギイサオ (瀬川) |
| 吉岡秀隆 ヨシオカヒデタカ (純一) |
| 三条泰子 サンジョウヤスコ (リエ) |
| 解説 |
| 激動の70年代を背景に、ヒロイン知華と4人の男とたちとの愛を描いた物語。ドキュメンタリー映画の鬼才・原一男が、4人の女優がひとりのヒロインを演じるという試みに挑戦する。監督にとって初めての劇映画という点でも注目を集めた。ヒロイン・知華を演じるのは、「皆月」の吉本多香美、「M/OTHER」の渡辺真起子、金久美子、桃井かおり。相手役は、田中実、田辺誠一、夏八木勲ら。 |
| ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
| 「第一章 知華と良雄」元機動隊員の良雄(田中実)は、60年安保闘争時に身も心も傷付いていた。そんな良雄にとって従妹の知華(吉本多香美)は、いつも眩しい存在だった。知華は、自分が母の不義の子であることから、自分と良雄は実の兄弟ではないかという幻想にとらわれていた。大会中の事故がもとで体操選手となる夢を断念し、中学校の体育教師となった知華と、良雄は結婚する。東京での新生活が始まり、1969年1月、全共闘運動で揺れる東京で、知華は純一を出産する。教師として、母として、妻として、懸命に生きようとする知華。そんな矢先、良雄が結核と診断され、入院を余儀なくされる。「第二章 知華と和也」良雄が療養所に入院中、郷里の母校に勤めるようになった知華(渡辺真起子)に、新任体育教師、和也(田辺誠一)が接近してくる。和也の亡父は少女時代の知華の後援者であり、父の遺した8ミリフィルムに映る知華の映像に、和也は焦がれつづけていた。和也に求められ、知華は夫の留守に耐える妻の殻を脱ぎ捨てて、性の悦びに浸る。1972年正月、自宅療養を許された良雄が帰ってくる。和也との仲が噂になり、退職届を出した日の夜、知華は嫉妬に駆られた和也に呼び出され、モーテルへ行く。良雄は無言で送り出し、テレビを点ける。連合赤軍あさま山荘事件が映し出されていた。「第三章 知華と幸次」知華の教え子、幸次(小谷嘉一)は、姉の率いるアナーキーなゲリラグループに属していた。アジトが内ゲバで襲われた夜、幸次は知華(金久美子)と再会する。かつて、生意気な転校生だった幸次を、暴力的な男性教師からかばったのも知華だった。教職を辞した後、知華は借金取りに追われるように単身で上京していた。レズビアンの姉に複雑な思いを抱きつつ、知華を慕うようになる幸次。和也から手切金を受け取った知華は、アジトを襲撃されて行き場のなくなった幸次を連れて、豊川に住む幸次の祖母の元に身を寄せる。1974年8月、手筒花火の大役をやり遂げた幸次は、東京丸の内での過激派による爆破事件に衝撃を受ける。その夜、知華と幸次は結ばれる。しかし、ふたりで南の島に旅立とうとしたとき、姉が迎えにくる。「第三章 知華と瀬川」流れ者の瀬川は、場末のスタンドバーでの売春の客として、知華(桃井かおり)と出会う。女を刺した前科をもつ瀬川と、知華は深い仲になってゆく。その一方で、和也との生活も続いていた。小学生になった純一が新潟から訪ねてくる度に、知華はどちらかの男性と束の間の親子の時を過ごした。瀬川は、自分が預けていた金を使い込んでしまった知華を、遠い旅に誘う。たどり着いたのは、瀬川の故郷・飛鳥。瀬川が朽ち果てた生家を訪れている間に、知華は純一に電話をかけ、「いっしょに暮らそう」と言う。しかし、電話の向こうからは、つれない返事が返ってくる。岸壁の上で瀬川とたわむれる知華。海には、真っ赤な夕焼けが燃え落ちる。 |
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