11フィート8ブリッジ 引き上げ工事

11フィート8ブリッジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 15:50 UTC 版)

引き上げ工事

2019年10月、ノースカロライナ鉄道は事故を減らすためにこの鉄道橋の高さを引き上げる工事を行った。橋の桁下高は8インチ(20センチメートル)引き上げられ、12フィート4インチ(3.76メートル)となった[5]。その22日後、トラックがボディの屋根を擦り一部破損した[6]

ノースカロライナ州の車両の高さ制限

日本の車両制限令に相当する、ノースカロライナ州法典第20章第3節の第20-116条第c項において車両の高さ制限を定めている[7]。これによれば「全ての自動車は、積載しているか否かに関わらず、13フィート6インチ(約4.11m)を超えてはならない」とある。但し同項には一般的な建築限界は全高12フィート6インチ(約3.81m)の車両までを想定していること、また「この高さを超える自動車によって建築物等が損傷した場合、その責任は所有者または運転者に帰する」とも明記されている。つまりノースカロライナ州では自由走行が可能な基本的制限は12フィート6インチであり、これを超える場合は経路確認等が必要で、13フィート6インチ以上は自由走行ができない。

11フィート8ブリッジはこれと比べると嵩上げ前は勿論のこと、嵩上げ後も通常車両制限の12フィート6インチに対し2インチ低い値であり、全高が自由走行制限ギリギリの大型車はやはり通行できない。

脚注

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関連項目

外部リンク


注釈

  1. ^ 「高さ制限越え 直進禁止」

出典

  1. ^ 'Can opener bridge' leaves trucks topless”. CNN (2013年4月12日). 2018年9月7日閲覧。
  2. ^ Man's videos span year of trucks hitting Durham bridge”. WRAL-TV (2009年3月18日). 2018年9月7日閲覧。
  3. ^ The Joys of Watching a Bridge Shave the Tops Off Trucks”. The Wall Street Journal (2016年1月9日). 2018年9月7日閲覧。
  4. ^ TRUCK SLAMS INTO DURHAM'S 'CAN OPENER' BRIDGE DESPITE NEW WARNING SYSTEM”. Spectrum News (2016年7月8日). 2018年9月7日閲覧。
  5. ^ “Durham’s infamous ‘can opener’ bridge to be raised”. CBS17. (2019年10月21日). https://www.cbs17.com/news/local-news/durham-county-news/durhams-infamous-can-opener-bridge-to-be-raised/ 2019年11月4日閲覧。 
  6. ^ The newly raised, 11foot8 +8 canopener nibbles on a box truck”. 2019年12月14日閲覧。
  7. ^ 2005 North Carolina Code - :: General Statutes § 20-116. :: Size of vehicles and loads.” (英語). Justia Law. 2020年2月5日閲覧。


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