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FXのIFDでの注文方法

 

FX(外国為替証拠金取引)のIFDとは、注文時において、決済価格も同時に指定する注文方法のことです。IFDは、IF DONE、イフダンともいいます。

FXにおける注文には成行、指値、逆指値の3つの方法があり、それぞれについて決済価格を指定した場合がIFDになります。また、ショート(売り注文)とロング(買い注文)のどちらでもIFDが可能です。

また、決済価格は、注文価格よりも上値、下値のどちらかを指定します。

IFDでは、最初の注文が約定した時点で決済注文が自動的に発動されます。よって、決済注文だけが発動することはありません。

▼IFDで利益を確定する方法
IFDで利益を確定する方法は次の6通りです。なお、IFDで利益を確定する方法を選んだ場合には、損失が確定されません。
成行でロングして決済価格を上値に指定する。
例:時価120円の時に成行でロングして、決済価格を130円に指定する。
指値でロングして決済価格を上値に指定する。
例:時価120円の時に118円の指値でロングして、決済価格を125円に指定する。
逆指値でロングして決済価格を上値に指定する。
例:時価120円の時に122円の逆指値でロングして、決済価格を127円に指定する。
成行でショートして決済価格を下値に指定する。
例:時価120円の時に成行でショートして、決済価格を115円に指定する。
指値でショートして決済価格を下値に指定する。
例:時価120円の時に122円の指値でショートして、決済価格を120円に指定する。
逆指値でショートして決済価格を下値に指定する。
例:時価120円の時に117円の逆指値でショートして、決済価格を115円に指定する。

▼IFDで損失を確定する方法
IFDで損失を確定する方法は次の6通りです。なお、IFDで損失を確定する方法を選んだ場合には、利益が確定されません。
成行でロングして決済価格を下値に指定する。
例:時価120円の時に成行でロングして、決済価格を115円に指定する。
指値でロングして決済価格を下値に指定する。
例:時価120円の時に118円の指値でロングして、決済価格を115円に指定する。
逆指値でロングして決済価格を下値に指定する。
例:時価120円の時に122円の逆指値でロングして、決済価格を118円に指定する。
成行でショートして決済価格を上値に指定する。
例:時価120円の時に成行でショートして、決済価格を125円に指定する。
指値でショートして決済価格を上値に指定する。
例:時価120円の時に122円の指値でショートして、決済価格を124円に指定する。
逆指値でショートして決済価格を上値に指定する。
例:時価120円の時に117円の逆指値でショートして、決済価格を118円に指定する。
(2012年05月15日更新)



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