鷲田環

現代俳句データベース(人名)

鷲田環

鷲田環の俳句

さくらさくらいろとりどりにさく孟母

とってもナイーブ三月の神田川

ほのとみすてりあすじんじゃあのはな

みんな夢拾って捨てる桜貝

カフカカフェすぐりジュースと向き合えば

ポランまで武蔵野線の下萌えて

メロンパンは過去真向かいに冬木の芽

冬はつとめて少し濃いめのアールグレイ

君は君だからいいんだよ花なずな

唄ってよザルツブルクの初しぐれ

啓蟄の黒酢やっぱり不安です

子規庵に鶏頭探すないしょです

小春日ってみなみらんぼうさんみたい

新刊ずらりどっぷり秋の暮

春昼のどぶ板通り基地ですか

朝な鐘の音こくりこの風が好き

段葛はなびらもちの愛たべた

江ノ電のめっちゃやさしい時雨月

海桐花道ペパーミントに海暮れて

眼には青葉きょうのおすすめカルパッチョ

花韮やペテロの鍵をわたくしに

鷽かえて空の青さを信じたの