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絶対音感
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/12/11 03:31 UTC 版)
絶対音感(ぜったいおんかん、英: absolute pitch, perfect pitch)は、ある音を単独に聞いたときに、その音の高さ(音高)について音楽で決められた名前(音名)を、他の音と比較せずに即座に言い当てることができる感覚である。別名として「絶対的音感」、「絶対的音高感」などがある。
ある程度音楽を学習したり体験したりした者は、2音間の音の高さの違いの大きさ(音程)に対して一定の感覚を保持する。普通、これを相対音感という。一般にはこれは一方の音に比べて他方の音がどの程度高いか低いかという相対的な音感であるが、これに対して音高自体に対する直接的な認識力を持つ場合、特に「絶対音感」と呼ぶ。
この直接的な認識力についてもいろいろなケースがあるが、狭義には、音高感と音名との対応付けが強く、ある楽音を聞いたときに即座に音名が浮かぶ場合に「絶対音感がある」と言う。
- ^ Bachem,A. 1937 Various types of absolute pitch. Journal of the Acoustical Society of America 9 146-151
- ^ ピアノ調律師のフランツ・モアは『ピアノの巨匠たちとともに』音楽之友社 2002年のなかで、1Hzレベルで音を言い当てると豪語する音楽家に数多く出会ったが、真にそれを言い当てた人は一人もいなかったとして、オーマンディやホロヴィッツがピッチを取り違えたエピソードを紹介している。
- ^ 江口寿子・江口彩子 『新・絶対音感プログラム』 全音楽譜出版社 2001年では、ピアノの全音域をランダムに鳴らしたとき90%以上で音名を当てる能力のある人を絶対音感保持者としている。また、新潟大学の宮崎謙一「絶対音感保有者の音楽的音高認知過程」1997~1998年度文部省科学研究費補助金(基礎研究C)研究成果報告書 1999年によれば、ピアノの音階を90%以上の確率で当てられる人は、日本の音大生で30%、ポーランドの音大生で11%であるという。
- ^ 宮崎 前出
- ^ カール・ベーム『回想のロンド』高辻知義訳、白水社、1970年、222頁。
- ^ 江口彩子『絶対音感Q&A』全音楽譜出版社、2006年
- ^ 最相葉月『絶対音感』小学館、1998年、191、192頁。
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