イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/13 15:52 UTC 版)
「イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーン」(原題:It's Only a Paper Moon)は、ハロルド・アーレンが作曲し1933年に出版した流行歌。作詞はエドガー・イップ・ハーバーグとビリー・ロウズによる[1]。もともとブロードウェイで上演されたコニー・アイランドを舞台とした「グレイト・マグー(でっかいパイ、もしくは大馬鹿者、の意)」というタイトルの演劇のために作られた曲だった。その後、同じ1933年に映画『当って砕けろ』(Take a Chance)の中で使用された。この時にポール・ホワイトマンのオーケストラが演奏し、ペギー・ヒーリーが歌った録音がヒットした。しかし、第二次世界大戦末期にエラ・フィッツジェラルドやナット・キング・コール・トリオが録音したヴァージョンが有名になったことで、この曲の評価は不動のものとなった。多くのジャズ演奏家達の即興演奏のための格好の材料となったのである。
- 1 イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーンとは
- 2 イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーンの概要
- イッツ・オンリー・ア・ペーパー・ムーンのページへのリンク