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プログラミングスクールの「無料」という文句をよく見かけます。
無料でプログラミングを勉強できるのは嬉しいですが、受講生からお金をとらなくて経営は大丈夫なのでしょうか?
「無料」でもしっかりプログラミングを身につけることができるのか、サポート体制はどうなっているのか気になりますよね。
当記事では
- プログラミングスクールが無料である理由
- プログラミングスクール無料の種類
- 有料プログラミングスクールと無料プログラミングスクールの違い
- 無料プログラミングスクールのメリットとデメリット
- 実際のところ有料プログラミングスクールと無料プログラミングスクールはどちらが良いのか
- 【おすすめ】無料プログラミングスクール3選
上記のように無料プログラミングスクールについて詳しく説明しました。
無料プログラミングスクールに通おうかどうか迷っている人必見です。
最後におすすめの無料プログラミングスクールを紹介しています。
自分にピッタリのプログラミングスクールを見つけて無料でプログラミングを身につけましょう!
目次
プログラミングスクールが無料である理由を説明
プログラミングスクールが無料でできる理由は、「プログラミングスクールは学生を紹介した企業からお金をもらっている」からです。
プログラミングスクールが無料だからといって実際に「全く誰からもお金をもらっていない」わけではありません。
お金をもらわなければ当然プログラミングスクールはつぶれてしまいます。
有料のプログラミングスクールはふつう数十万円かかりますよね。
無料のプログラミングスクールは数十万円かかる受講料金を紹介先の企業からもらっているのです。
- 学生が無料でプログラミングスクールに入会する
- 学生に無料でプログラミングを教える
- 学生に企業を紹介する
- 学生が企業に就職する
- 企業はプログラミングスクールに協賛金を払う
上記のような仕組みになっています。
「プログラミングスクールの受講費」の代わりに「プログラミングができる人材を紹介」し、「協賛金」を受け取っているのです。
つまり
- 学生は無料で学べる
- 企業は人材を紹介してもらえる
- プログラミングスクールは協賛金をもらえる
学生も企業もプログラミングスクールもそれぞれお得であるといえるでしょう。
しかし、こういった無料プログラミングスクールのほとんどが条件つきになっています。
条件つきになっているのは、学生が企業に就職しなかった場合や途中でプログラミングスクールをやめてしまった場合に備えているのです。
条件をつけなければプログラミングスクールはどこからもお金をもらえなくなってしまいます。
万が一就職をしなかったり、プログラミングスクールをやめてしまった場合は違約金を支払わなければならないこともあります。
無料プログラミングスクールが「無料」で運営をしていけるのは、「紹介した企業に就職するという条件」があるからだといえるでしょう。
プログラミングスクール無料の種類
プログラミングスクールの「無料」の言葉に惹かれサイトを開いてよく読むと「無料」になるには条件をクリアしなければならないことがあります。
条件は、年齢や面接などプログラミングスクールごとに様々です。
「え、全員無料じゃないの?」とガッカリしちゃいますよね。
プログラミングスクールの無料には下記のような種類があります。
- 完全無料
- 条件付き無料
- 実質無料
詳しくみていきましょう。
完全無料
「完全無料」は年齢制限があります。
しかし、プログラミングスクールが提示する年齢に当てはまれば、完全無料でプログラミングを学ぶことができます。
年齢は30歳以下に設定されているところが多く、30歳以上でも35歳以下と若く設定されているのです。
年齢設定が若いのは、IT企業が若い人材を求めているからだといえるでしょう。
30代よりも20代のほうが「将来性がある」「育てやすい」からです。
企業が求める人材を紹介できなければ協賛金を集めることができません。
同じ未経験でも20代が採用される確率が高くなります。
年齢制限はありますが、年齢がプログラミングスクールの条件に合うなら無料で通えるチャンスです。利用してみても良いでしょう。
条件付き無料
各プログラミングスクールが提示する条件をクリアすることができれば無料になります。
無料プログラミングスクールの対象年齢はほとんど20代ですが、20代でなくても無料で受講できる場合があります。
プログラミングスクールの審査や条件を通過すればよいのです。
例えば
- 面接に合格する
- 紹介した就職先に就職する
- 入試に合格する
- 出席率
上のような条件をクリアすれば無料で受講できます。
また、転職活動をしたのに就職できなかった場合に「全額返金」してくれる制度を設けているプログラミングスクールもあります。
実質無料
入学時にデポジットとして一時金を払いプログラミングスクールが紹介する企業に就職すれば無料になります。
入学時にプログラミングスクールが提示する金額を一旦支払います。
プログラミングスクールが提携している企業に就職すれば、入学時に支払った金額を全額返金してもらえるのです。
デポジットを払いますが、後で返金してもらえるので実質無料で通うことができます。
無料プログラミングスクールと有料プログラミングスクールの違い
有料プログラミングスクールと無料プログラミングスクールの違いは、「有料・無料」だけではありません。他にも違いがあります。
有料プログラミングスクールと無料プログラミングスクールの違いは
- 受講料を支払う人
- 提携企業への就職
- 期間
- 学べる言語(自由度)
上記が大きな違いです。
詳しくみていきます。
無料プログラミングスクール | 有料プログラミングスクール | |
受講料を支払う人 | 企業 | 学生 |
提供企業への就職 | 義務 | 自由 |
期間 | 1カ月~4カ月 | 3カ月~6カ月 |
学べる言語 | 選べないことがある | 選べる |
受講料を支払う人
無料プログラミングスクールは「無料」ですから、もちろん学生は受講料を支払いません。
有料プログラミングスクールは学生が受講料を支払います。
無料プログラミングスクールの場合、提携企業から協賛金をもらうので学生よりも企業が優先になってしまいます。
逆に有料プログラミングスクールは、学生が受講料を払うので学生を優先してくれるところが多いでしょう。
提携企業への就職
無料プログラミングスクールは提携している企業へ就職しなければなりません。
紹介先の企業から協賛金をもらっているからです。
そのため、無料プログラミングスクールが紹介した企業への就職・転職はほぼ「義務」であるといえるでしょう。
反対に有料プログラミングスクールは学生が受講料を支払って自費で通っているので、協賛金をもらう必要はありません。
有料プログラミングスクールはある程度自分が希望する企業を選んで就職・転職することができるでしょう。
期間
無料プログラミングスクールは1カ月~4カ月ぐらいと短期間で修了するところが多いです。
しかし、有料プログラミングスクールは3カ月~6カ月とじっくりとプログラミングを学ぶことができます。
プログラミングの基礎を学ぶのには平均200~250時間必要だといわれています。
基礎を学ぶだけで250時間かかるのに1カ月~4カ月の受講期間ではきちんとプログラミングスキルを身につけられるとは考えにくいでしょう。
プログラミングをしっかりと学ぶことができるのはやはり有料プログラミングスクールです。
学べる言語
無料プログラミングスクールで学べるプログラミング言語は制限があります。
自分が学びたいプログラミング言語のコースを選ぶことができない場合があるのです。
有料プログラミングスクールでは自分が希望する様々なコースを選ぶことができます。
また、レベルアップすることも可能です。
無料プログラミングスクールはあらかじめプログラミングスクールが準備しているコースを受けることを条件にしていることもあります。
そのため、自分が受けたいコースや習いたいプログラミング言語を学びたい人には無料プログラミングスクールより有料プログラミングスクールのほうが良いでしょう。
無料プログラミングスクールのメリットデメリット
お金をかけずにプログラミングスキルを習得できるならぜひとも通いたい無料プログラミングスクールですが、メリットだけではありません。
無料プログラミングスクールのメリットとデメリットをみていきましょう。
メリット
無料プログラミングスクールのメリットは下記のとおりです。
- お金がかからない
- いつでも始められる
- 就職・転職サポートがしっかりしている
解説していきます。
お金がかからない
卒業するまでお金がかかることはありません。
当然「無料」ですから、お金がかかることはありませんよね。
「就職に役立つと思って高額を払って入会したのに就職できなかった」としても
お金がかからないので損することもありません。
就職や転職をするために、お金をかけずプログラミングスキルを習得できるのはかなりお得だといえるでしょう。
いつでも始められる
有料のプログラミングスクールに比べて気軽にいつでも始められます。
無料なので数十万円を準備しなくても良いのです。
お金がかからないので気負わずいつでも自分が始めたい時に始めることができます。
就職・転職サポートがしっかりしている
有料プログラミングスクールに比べて就職・転職サポートをしっかり受けられます。
プログラミングスクールは、企業から協賛金を貰わなければ経営が成り立たたないからです。
無料プログラミングスクールは入会してくる学生がお金を支払わない代わりに提携企業から協賛金をもらっています。
学生が就職・転職してくれないと困ってしまうのです。
そのため、学生が必ず就職・転職できるように手厚いサポートを提供します。
デメリット
無料プログラミングスクールにはデメリットもあります。
- 受講条件がある
- 良い企業に就職・転職できないこともある
- モチベーション維持がむずかしい
メリットだけをみずにデメリットもしっかり把握しましょう。
受講条件がある
無料プログラミングスクールは、受講料を無料にする代わりに受講条件を設けています。
「面接に合格しなければならない」「紹介した企業に就職しなければならない」「就職できなかった場合には無料にならない」などです。
また上記の条件の前に「30歳以下でなければならない」と年齢制限のため門前払いになってしまう場合もあります。
受講条件がストレスになってしまうこともあるので入会する前にしっかりと確認した方がよいでしょう。
良い企業に就職・転職できないこともある
一般的に「良い」といわれている企業や自分のいきたい企業に就職・転職できないこともあります。
無料プログラミングスクールは独自に提携している企業や自社への就職を条件にしているところが多いからです。
無料プログラミングスクールは紹介した企業からの協賛金で経営を維持しています。
就職・転職さえしてもらえば無料プログラミングスクールにはお金が入ってくるので、あまり評判のよくない企業を紹介することも考えられます。
希望する企業に就職・転職できないこともあるでしょう。
無料プログラミングスクールに入会する前に卒業生たちはどんな企業に就職・転職しているのか調べてみるのも良いですね。
モチベーション維持がむずかしい
有料プログラミングスクールに通うよりもモチベーション維持がむずかしいでしょう。
無料なので「自分が高額を払って学んでいる」という意識がどうしても不足しがちだからです。
普通プログラミングスクールは数十万のお金をかけて通わなければなりません。
しかし、無料だと何か難しい問題にぶつかったときに「無料だし……」とすぐ心が弱くなってしまうでしょう。
お金をかけていない分気持ちが入らないのです。
無料プログラミングスクールに通いながらモチベーションを維持していくのは簡単なことではありません。
実際のところ無料プログラミングスクールと有料プログラミングスクールはどっちが良いか
上で無料プログラミングスクールと有料プログラミングスクールの違いを説明しました。実際のところどちらかが良いとはいえません。
無料プログラミングスクールも有料プログラミングスクールも良し悪しがあるからです。
無料プログラミングスクールの良いところは、何といっても「受講料が無料」であり「就職・転職先を紹介してもらえる」ことです。
「就職・転職先を紹介してもらえる」ので就職・転職できないと悩むこともありません。
有料プログラミングスクールの良いところは、受講料が高額なだけ「じっくりプログラミングを学べる」「自分の希望にあったコースや就職・転職先を選べる」ことです。
無料と有料どちらのプログラミングスクールにもメリット・デメリットはあります。
一概にどちらが良いとはいえません。
無料プログラミングスクールで十分に満足できる人もいれば、有料でも満足できない人がいます。
自分がプログラミングスクールに求めるものは何か、何を学びたいのかをしっかりと考えて選ぶことが大切です。
無料か有料か悩んだ時は、無料体験や説明会、カウンセリングにいくことをおすすめします。納得がいくまで説明を聞いてみましょう。
無料プログラミングスクール比較表
スクール名 | GEEK JOB(ギークジョブ) | 0円スクール | プログラマカレッジ |
無料条件 | 審査に通過すること | 必須条件なし | 都内就職 |
対象年齢 | 20代 | 18歳以上35歳以下 | 18歳~29歳 |
受講形態 | オンライン | オフライン対面授業 | オンライン |
学べるプログラミング言語 | Ruby、Java、PHP、MySQL、HTML、Linuxなど | SQL、Java、JavaScript、jQuery、HTML、CSSなど | Ruby、Java、PHP、MySQL、HTML、CSS3など |
公式URL | https://camp.geekjob.jp/ | https://zero-school.com/ | https://programmercollege.jp/ |
おすすめ無料プログラミングスクール3選
無料で通えるおすすめのプログラミングスクールです。
プログラミングスクールの条件と自分の目的を考えて選んでみてください。
- GEEK JOB(ギークジョブ)
- 0円スクール
- プログラマカレッジ
上の3つを紹介します。
GEEK JOB(ギークジョブ)
無料条件 | 審査に通過すること |
対象年齢 | 20代 |
受講形態 | オンライン |
学べるプログラミング言語 | Ruby、Java、PHP、MySQL、HTML、Linuxなど |
GEEK JOB(ギークジョブ)は受講者満足度97.3%、転職成功率97.8%とプログラミングスクールの中でも人気のあるプログラミングスクールです。
無料で受講できるコースは「スピード転職コース」。
プログラミングスクールの審査に通過することで無料で受講することができます。
入会して自分の考えと合わなければ無料で退会も可能。
オンラインで授業を受けられるのでいつでもどこでも学習可能です。
1000人以上がプログラミング実務未経験、異業種からの転職に成功しています。
メンターがマンツーマンでつくので転職の悩みや相談をすることができ、安心して通うことができるでしょう。
「スピード転職コース」以外にも「プレミアム転職コース」「プログラミング教養コース」の2コースがありますが、有料になっています。
0円スクール
無料条件 | 必須条件なし |
対象年齢 | 18歳以上35歳以下 |
受講形態 | オフライン対面授業 |
学べるプログラミング言語 | SQL、Java、JavaScript、jQuery、HTML、CSSなど |
年齢が35歳と制限がありますが、基本無料のプログラミングスクールです。
0円スクールのカリキュラムは現役のエンジニアが持ち帰ってきた課題をもとにつくられています。
そのため、実務に近い環境でプログラミングのスキルを習得することが可能です。
コースは初心者コースと開発コースの2コースから選択可能。
カリキュラムが進むにつれて難易度が上がっていくスタイルで、1人1人の理解度に合わせて講師が個別指導してくれます。
0円スクールは他の無料のプログラミングスクールとは違い、紹介した企業に就職することが条件になっていません。
年齢も35歳以下と30代でも受講できるようになっています。
また、途中で退会しても違約金がかからないのでストレスを受けずにプログラミング学習を受けることができるでしょう。
プログラマカレッジ
無料条件 | 都内就職 |
対象年齢 | 18歳~29歳 |
受講形態 | オンライン |
学べるプログラミング言語 | Ruby、Java、PHP、MySQL、HTML、CSS3など |
対象年齢は30歳以下ですが、完全無料のプログラミングスクールです。
受講期間は3ヶ月で初心者でも安心してプログラミングを学べるカリキュラムになっています。
現場経験が豊富な講師から学ぶことができ、受講後も資格支援を行っています。
平日5日間コースと週3日夜間コースが選べるので、仕事をしながらプログラミングを学習できます。
紹介先企業は3500社以上あるので、自分が希望する企業への就職・転職も可能です。
Java Silverの資格を習得可能で、受験料はプログラマカレッジが負担してくれます。
就職率は98.3%と高く、履歴書の書き方やビジネスマナー、模擬面接など無料で手厚いサポートを受けることが可能です。
まとめ
プログラミングスクールが無料なのは
学生を企業に紹介することで企業から協賛金をもらっている
上記のシステムがあるからです。
「どこからもお金をもらっていない」わけではありません。
また、無料で受講できるプログラミングスクールの「無料」には次のような種類があります。
- 完全無料
- 条件付き無料
- 実質無料
無料といっても条件付きで無料になることが多いので、入会する前に各プログラミングスクールの条件を確かめましょう。
無料プログラミングスクールと有料プログラミングスクールは
- 受講料を支払う人
- 提携企業への就職
- 期間
- 学べる言語(自由度)
上記に違いがあります。
無料と有料の違いを比べて自分に合う方を選びましょう。
無料プログラミングスクールのメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット | お金がかからないいつでも始められる就職・転職サポートがしっかりしている |
デメリット | 受講条件がある良い企業に就職・転職できないことがあるモチベーション維持がむずかしい |
無料だからメリットしかないと思いがちですが、もちろんデメリットだってあります。
「無料」という言葉の裏にあることは何かを見極めることも大切です。
無料プログラミングスクールと有料プログラミングスクールの違い、無料プログラミングスクールのメリット・デメリットをみてきました。
無料プログラミングスクールと有料プログラミングスクールはどちらが良いのでしょうか。
実際のところ、無料プログラミングスクールも有料プログラミングスクールも
どちらも良し悪しがある
というのが事実です。
無料プログラミングスクールにも有料プログラミングスクールにも良いところがあれば悪いところもあるのです。
自分の目的とプログラミングスクールの条件が合っている
上記が無料か有料かどちらかを選ぶときのポイントになるでしょう。
おすすめの無料プログラミングスクールは下記の通りです。
- GEEK JOB(ギークジョブ)
- 0円スクール
- プログラマカレッジ
上の無料プログラミングスクールは、途中でやめても無料で退会できるところもあるので違約金の負担を考えずに気軽に入会することができます。
無料プログラミングスクールか有料プログラミングスクールか迷ったときには、無料体験会や無料説明会、無料カウンセリングなどを利用してみましょう。
1つのプログラミングスクールだけではなく、いくつかのプログラミングスクールにいって比較してみることをおすすめします。
無料プログラミングスクールでも有料プログラミングスクールでもどちらが良いとはいえません。
自分に合ったプログラミングスクールをみつけることが、就職・転職の成功にもつながることでしょう。