三納物語が活動再開を発表
「死のうとしたんですけど、入院してまして」
YouTube引退宣言から約1カ月、「三納物語」(登録者数50万人)が「自殺騒動について」を公開し、活動再開を発表しました。
4月にYouTube引退を宣言
企画力に定評があり、“天才”とも称される三納物語のばなな。
高校時代から精神病を患っていることでも知られ、昨年には自殺未遂に及んでいたことを告白したほか、幻覚や幻聴に苦しめられる姿や、多重人格を発症したときの様子もYouTube上で公開していました。
そんなばななは4月13日に公開した動画で、YouTube活動への苦悩を語るとともに、自身のキャラクターは“偽り”だとし、YouTubeからの引退を表明していました。
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素の自分がわからなくなる
5月21日、三納物語が「自殺騒動について」を投稿しました。
久しぶりに姿を現したばななは、
精神的にだいぶ追い詰められてまして、ほんとの自分がなんなんだろうみたいな、ところまで結構落ちてて
と報告。
もともと「ばなな」とは「面白いものを作る」ために演じていたキャラクターだったはずが、周囲からはこれが“素”だと思われるようになり、「周りにも素の自分を見せれない」「素の自分がわかんない」ようになってしまったそう。
こうした周囲のイメージとのギャップに加え、他にもストレスや悩みを抱えていくうちに「動画が上げれなくなって」しまい、さらに「訳わかんなくなっちゃいまして」という状態に。
どうやったら死ねるかなと思ったんですけど、僕はぶっちゃけ三納物語があるから生きてるのかなっていうところは思ってて
精神病を抱えており、普通では就職もできない自分が今あるのは、YouTubeのお陰だと語るばなな。
YouTubeを辞めるって言ったら、自分は生きる理由がなくなるので死ねるのかな
と、死ぬためにYouTube引退を決めたといいます。
死のうとしたんですけど、入院してまして
そして、
死のうとしたんですけど、入院してまして
と、自殺を試みたらしいことを告白。
現在は、高校時代に入院した病院に再び入院していることを打ち明けました。
入院当初は「生き延びちまったな」と思ったそうですが、入院生活で自分自身と向き合ううち、
YouTubeがキツくて辞めたんじゃなくて、ほんとの自分が分かんなくて死のうとしたんだ
と気づいたそう。
そこでばななは、「YouTubeがあるから生きてる」「治療を頑張ってみよう」と前向きになったようです。
視聴者からのコメントの温かさにも励まされたといい、「自分の中で勝手に思いつめてしまってた」と振り返りました。
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