BS日本(BS日テレ)は2019年1月30日に「2019年度4月期改編説明会」を開催した。中山良夫社長は若年層向けの番組制作を推進し、視聴者層の拡大を目指す方針を示した。

 具体的には、番組改編期である2019年4月から21時以降の時間帯において、現在の主な視聴者層(シニアなど)より若い層を意識した番組を放送する。中山社長は、「より若い層への番組を局地戦から始めて、成功すれば戦線を拡大していく」と今後のイメージを述べた。さらに「視聴者層の拡大によって、これまで遠のいていたスポンサーを呼び戻し、新規スポンサーを獲得したい」と意欲を見せた。

 BS日テレが2019年9月1日に開始予定の4K放送についても述べた。開局月である9月の目玉コンテンツとして「ラグビーワールドカップ2019」を挙げた。同大会の試合をピュア4Kコンテンツとして放送する。「BS日テレの4K放送の認知をこのコンテンツで広げていきたい。業界全体の4K放送視聴拡大にも寄与するものと自負している」(中山社長)とした。今後の4Kコンテンツの制作方針については、「ピュア4Kの特別番組を制作していきたい。また、紀行ものとは一線を画した形での番組作りも進めていきたい」という考えを示した。