2000年のシドニー五輪柔道100キロ級で篠原信一(44)に勝ち、金メダルを獲得した一戦が「世紀の大誤審」として知られたフランスのダビド・ドイエ元スポーツ相(48)をめぐり、政治家としての資産報告に不正があった疑いが浮上。政治資金審査当局は15日、検察に刑事告発した。
2016年の報告に過少申告があった疑いがある。スポーツ用品会社などとの商取引をめぐる訴訟を抱え、関連する資産の評価が問題視された可能性もあるという。
ドイエ氏は1996年アトランタ五輪と2000年シドニー五輪で金メダル。スポーツ相などを務め、10年3月からパリ首都圏の地域圏議員を務めている。