4万円のほら貝、政治資金で購入「出陣式で吹くため」「実際に使えず」…維新議員側

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 日本維新の会の杉本和巳衆院議員(61)(比例東海)の資金管理団体「中部政治経済会議」が昨年、ほら貝の購入に約4万円、宗教法人の会費に約3万円を政治資金から支出していたことが、愛知県選挙管理委員会が先月公表した政治資金収支報告書で明らかになった。

 ほら貝は昨年11月、京都府福知山市の店から4万3230円で購入。会費3万3100円は昨年10月、名古屋市の宗教法人に支出されていた。

 読売新聞の取材に、杉本議員の事務所は「ほら貝は選挙の出陣式で景気づけに吹くため」と回答。「練習したが、いい音が出ず実際には使えなかった」という。会費については、「問題解決などの手段・対処法を学ぶ目的で、延べ数日間の研修参加費用として支払った」としている。

 政治資金に詳しい岩井奉信・日大名誉教授(政治学)は「政治資金の使途に原則、制限はないが、使途は民主主義と政治活動に資するかどうかが問われる。その観点からすると問題があると考えられる」と指摘している。

 杉本議員は2009年の衆院選で愛知10区で初当選。今年10月の衆院選も同区から出馬し、小選挙区で敗北したが比例で復活当選した。

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